VRデバイスには以前から興味があったが、PSVRの発売当初に品薄で買えず、それ以来VRからは興味が離れていた。
しかし今回のQuest2はかなり良いとのことで、予約購入。
初めてVRデバイスを使ってみたが、これがなかなか良い。
VRゲームの臨場感も良いけど、単純に映画を見るだけでも本当に映画館にいるように思える。
ケーブルレスがかなり快適。
場所を選ばず、どこでも楽しめるのは大きな利点。
最近歳のためPCを使う時はメガネを使っている状態だが、Quest2は裸眼で使用している。
メガネ用のスペーサーを使ってメガネ着用でも試してみたが、メガネがずれたりして使いづらいので裸眼にした。
VRを使っていると視力が良くなる、という話もあるし。
難点としてはデバイス下の鼻部分の空白が大きく、視線を下に向けると部屋の中が見えてしまう。
なので映画を見る時は部屋自体を暗くすることにしている。
そのうち、この鼻部分のスペーサーでも作ってみよう。
■ 稼働時間
本体のみの稼働時間は2時間程度。
これが以外に短い。
Beat Saverみたいな激しく動くゲームをガッツリやるならその前に体力の限界が来るので問題ないんだけど、ゲームやってから映画でも見ようとすると、途中でバッテリーが切れてしまう。
常時USBケーブル繋いで使用すればいいんだけど、そうなるとケーブルレスのQuest2のメリットが無くなってしまう。
純正アクセサリでバッテリー付きのストラップがあるが、11/2現在は品切れで入手できない。
仕方ないので、適当なモバイルバッテリーを使うことにした。
かなり昔に買った、cheero Power Plus2というモバイルバッテリー。
これをヘッドバンドの後ろに固定するマウンタを、3Dプリンタで自作。
モデリングにはOpenSCADというフリーソフトを使っている。
プログラム的に書けるので自分にはとても使いやすい。
各種パラメータを変数定義しておけば、それを変更するだけで全体のサイズを調整できる。
こんな感じになった。
(作ってみて不満点も出てきたので、修正して公開予定)
また後頭部に重りが載ることにより、重量バランスが良くなった気がする。
■ ゲーム
Quest2でできるゲームは、主に以下のマーケットで購入できる。
(A) OculusサイトのQuest用ゲーム(単体稼働可能)
(B) OculusサイトのRift用ゲーム(要PC接続)
(C) Steam(要PC接続)
(A)はQuest2単体で稼働できるゲームを買うことができる。
ただしセールはほぼ行っておらず、割と高い。
PC接続すると「PC接続したOculus Rift」と同等の状態となり、(B)や(C)で購入したゲームをプレイできる。
(B)は定期的にセールを行っており、(A)で販売しているのと同じゲームもあり、割と安く買えたりする。
ただPCを起動するのが面倒だよな、と結局(A)で買ってしまっている。
(C)は言わずとしれたSteam。
(A)や(B)で扱っているゲームもあるが、ここにしか無いゲームも結構あるし、セールもある。
しかしプレイするにはPC接続の環境が必要となる。
結局、既にライブラリに入ってたSteamのVRゲームを除けば、基本的にはQuest用を買う形になっている。
やはりQuest2単体でプレイできるのは大きい。
ゲームを始めるまでの手順は少しでも少ない方が良い(重要)
■ PC接続
PC(Windows)と接続すると、Oculus Rift相当となりWindows側で実行したゲームをプレイできる。
本来は純正アクセサリのUSB-Cケーブルが必要となる。
しかしこれが一万円もする。
サードパーティのケーブルでも問題ないらしい。
Amazonで2000〜3000円程度。
(自分はもっと安いケーブルをAliexpressで購入)
QuestにてVirtual Desktop(1990円)を購入すれば、Wifi経由でワイヤレスでWindowsに接続できる。
多少画質や音質が劣るのかもしれないが、自分は気にならない程度だった。
ALVRという無料ソフトでも同等のことができるとのことで試してみたが、こちらの環境ではどうも動かなかった。
Quest2を開発者モードにするために開発組織を登録したりして面倒なので、さっさとVirtual Desktopを購入することをおすすめする。
■ サウンド
Quest2本体の耳部分スピーカーがあるため、ヘッドフォン不要でゲームができる。
ただし結構音が漏れるので、音漏れが気になる場合はヘッドフォン・イヤフォンをした方が安心。
当初は耳を覆う形のヘッドフォンを使用していたが、Quest2のストラップに被せる形になるため付け外しが面倒。
あと動きの激しいゲームをすると汗をかいてしまい不快になる。
final E500カナル型イヤホンがVRで定評あるようで、2000円程度なのでこれに替えた。
耳周りの暑さが解消されて快適になった。
■ 必要なスペースとプレイ時の音
購入前は「VRゲームは広い場所が必要なんじゃないか」と懸念していたが、まったくその必要はなかった。
ゲームは基本的には静止モードでプレイしている。
これは立った状態で足は動かさず、腕と上半身の重心移動くらい。
スペースとしては立って腕を動かして何も当たらない領域があれば問題ない。
腕を動かすにしても後ろに動かすゲームは少ないので、前と横、上方向に動かして何もぶつからなければ大丈夫。
意外に風呂場が良いのではないかと思った。
また「VRゲームは足踏みとかでうるさいのではないか」という懸念もあった。
自分はチャット系の声を出すゲームは一切やらないので、プレイ時に発生する音は基本的に無音(だと思う)。
ボタンクリックの音くらいはするかと思うが、何もない空間で腕を動かしても音はしない。
ヘッドフォン・イヤフォンを付けて無言でプレイすれば、ほぼ無音になると思う。