引きこもり、ニートのお子さんを持つご家族へ
こんにちは
川澄さつきです。
先日、ニートのお子さんと、お母様のカウンセリングをしました。
ニートとは、学校や社会、どこにも属していない状態の15～34歳の方。
今日は、ニートからなかなか抜け出せないお子さんを持つご家庭が、希望を持つためのヒントをお伝えしますね。
いろんなケースがありますので、今回の内容は、一例としてお読みください。
ニートの方は就職をしても、すぐにやめてしまったりしますよね。
非常にストレスがかかり、そこから逃げたくなるという状態です。
逃げることは決して悪くありません。
しかし何回も逃げてしまうと、今度は、自分の居場所は本当にあるのだろうか？と、恐れの気持ちがどんどん増していくのが人間。
自分の居場所
正しく説明すると、「自分がイメージしている居場所」です。
ですから、自分のイメージ、理想が高い方ほど、居場所がなかなか見つからない、ということになります。
ニートの方は、頭がよく働く方、理想の高い方が多いと感じます。
人間関係に悩み、程よい適当さ、心の余裕、心の遊びが少ないために、生きづらくなっているのかなあと、私はお話を聞いていて感じます。
自分にも、相手にも厳しく、自分も相手も期待に応えないと、許せない。
理想が高い、許せないことが多いと、思い通りにならない時、イラ立ちます。
苛立ちは、自分の願いが叶わない「悲しみ」からやってくるもの。
それが続くと、どんどん自分の人生が信じられなくなり、心が傷ついたり、人生こんなもんかと諦めたり。
希望がなくなってくるので、行動にも移せなくなってきます。
これ以上傷つきたくないから、社会に出たくなくなるのです。
まず心の傷を癒し
もっと心を楽にしても大丈夫なんだよ〜
その方がうまくいくよ〜
ってことに気づいてもらうと、本人の本来の良さが発揮されるのですが
朝起きない、夜型の生活。
部屋はぐちゃぐちゃ。
ご家族は、そんな表面的な部分だけ見て、困っている方もいます。
実は、表面的なことは、あまり重要ではないんですね。
人間の行動には、必ずそれをする「理由」というのがあります。
万年床でもいいや、と思う理由
部屋がぐちゃぐちゃでもいいや、という理由があるから
その結果が、ただ目の前に見えているだけ。
だから、その状況を変えたいと願うならば、その行動の理由に隠されている心の傷を癒して、心を元気にする必要があるんですね。
このようなケースの場合、親御さん自身、お子さんが何を感じて考えているか、話をしっかり聞いていない場合がよくあるように感じるのですが、いかがですか？
聞いているつもりでも、お子さん自身が「ちゃんと聞いてもらっている、ちゃんとわかってもらえている」と満足していないうちは、希望の見える効果は出てこないんですよ、、、。
親は、どうしても、子供を心配し、この先どうなるんだろう、と焦る気持ちから、正論を感情的に言いがちになり、ま、すよね。
実は、それこそが子供にとって、ますます心を固く閉ざす大きな原因になっているんです。
一番の味方から、心の傷に、塩を塗られているように感じるんです、、、。
それが積もり積もると、自分だけで耐えられなくなって、家庭内での暴力や、様々な奇行に進み、、、。
何もおかしいことではなく、とても自然な流れなのです。
お子さん自身が「生きててよかった！」と思える人生になるよう協力したい、と思っている方、まずは話を聞いてあげてくださいませんか＾＾
人は、「言える」と「癒える」んです。
表面的な行動を正そうとするのではなく、変なこと言ってるなあと思ったとしても、アドバイスは一切せずに、苦しんでいる気持ちを、まず聞いてあげてくださいませんか＾＾
ご本人の話を聞いていると、その内容の中に、前に進む希望が見つかるんです。
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川澄 さつき
