ZiShan DSDs CS43198の改造をポイントだけまとめておきます。
はじめて改造する方は”はじめに”をお読みください。
道具などはこちら。
何となくの改造の流れを知りたい方はZ3改造記事のSTEP-1から読んでみてください。
※2021.05.09 誤記修正、一部追記
Z3同様、お手軽でありながらバランスDAPとしては優秀です。単体で比較するとZ3 CS43198とはあまり優劣はありませんが、優れたバランスアンプと組み合わせた場合、シングルエンドのZ3とバランスアウトのDSDsとで開きが出る感じです。
①アナログ側基板 DAC向け1.8Vレギュレーター交換
4VK4 (DC=E2Hの場合もあり) と書いてあるレギュレーターが1.8Vです。
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-14105/
Z3同様、ここの効果が大きいです。ついでにセラコンを1uF高精度品に変えておきましょう。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-13583/
②アナログ側基板 3.3Vレギュレーター交換
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-14180/
DE=A1Dと書いてあるのが3.3Vレギュレーターです。
ついでにセラコンを1uF高精度品に変えておきましょう。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-13583/
③アナログ側基板 カップリングコンデンサ、オペアンプ交換
お好みで良いですが、カップリングレスにする場合はDC漏れにご注意。
安全を取るなら残しておいてください。
※2021.05.09 写真のコンデンサ静電容量が間違っておりましたので
差し替えました。
④デジタル側基板 クロック向け3.3Vレギュレーター交換
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-14180/
セラコン1uFも高精度品へ交換
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-13583/
⑤デジタル側基板 クロックMEMS化
Z3のように別基板を用意することなく交換だけでMEMS化できます。
Z3と違い、DSDsは2種類のクロックが載っています。
49.1520MHz (48KHz系統)
ざっくりと上記ポイントを押さえればDSDs CS43198はグッと良くなります。