溢れたトイレ | ひびきの異常な日常

ひびきの異常な日常

放浪旅が好き。
女も好き。
でも女性不信…
本当の愛ってなんだろう…
顔とセックスだけは自信がある浮気ばかりのクズ男。
セックス依存症なのかもしれない。

常に満たされない気持ちと劣等感。
現実でポジティブを演じる自分はここには居ない。

僕は地元の知り合いの店へ飲みに来ていた。

彼の店は女性キャストがおり、ラウンジとなっている。

ふとトイレに行きたくなり、トイレへ入ると便器の中が水で溢れていた。

床の上も水浴びだしだ。

汚いので、上手く濡れた床をかわしながらホールへ戻った。

店のオーナーに言った方が良いだろうか。

女性キャストが居るのに、こんなトイレで良いのだろうか。

そう思っていた。


ふと気付くと別の店に居た。

その店も地元の知り合いで、クラシックバーだった。

奥様が料理をし、旦那がバーテンダーだった。

僕はその店の準備を手伝っていた。

現実では夫婦2人の店だが、何故か夢ではアルバイトが居た。

僕もプロのため、アルバイトに指示をしながら準備を進め、自分の店の準備もまだなのにと考えていた。


あふれたトイレは何だったのだろう。

Nと別れて数日、たまに店の日記を見てしまう。

まだ未練はあるんだろう。

一緒に遊びへ行きたいとも思ってしまう。

しかし今は趣味のサーフィンとボクシングで日々充実している。

妻も優しい。

このままフェードアウトするのだろうか。

お腹の子はどうしたろうか。

LINEをしたが、無視されそうで送信取消をした。

無視されるのが一番辛かったからだ。

溢れたトイレと汚れた床。

僕の気持ちを表しているのだろうか。