一つの恋を封印してみた。
友達の元彼女。
可愛くって面白くって芯のある子。
本当は弱いくせに小さい体で強がって、思いやりのある優しい子。
彼氏にフられて、泣きながら僕にすがってきた。
「びっきーとなら付き合ってもいいよ。」
そんな事も言われた。
でも彼女の元彼は僕の大切な友達。
共に泣き合い笑い合ってきた無二の友達。
彼との関係が壊れるのも嫌だった。
友達は寄りを戻すつもりは無いと言っていた。
そして僕は彼女と接している内に心が惹かれていた。
そしてある日、彼女を抱いてしまった。
それからは付き合う前のカップルと同じ関係だった。
あまり好きでもないメールも彼女となら楽しく出来た。
お互い真剣に考えた。
そんなある日、友達が突然寄りを戻すと言ってきた。
彼女は複雑そうな顔をしていた。
僕は彼女の元彼も大好きだ。
そして僕は女性を幸せに出来ない人間…
僕は彼女に伝えた。
気持ちを封印するって(*^^*)
それなら彼女も気持ちを心の奥にしまうと言ってきた。
始まる前で良かったのかもしれない。
これからも三人で飲んで笑って楽しく過ごせると思う。
そして友達の涙も見なくて済む。
好きだった(*^^*)
でも大好きになる前で良かった…
一つの恋を封印した。
叶えてはならない恋だったんだと思う。
でも…今でも彼女からのメールが、消せない。