「新・極道の妻たち」 | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

新・極道の妻たち/家田 荘子


家田荘子さんの
「新・極道の妻たち」を読みました。


映画(ドラマ?)の印象があったので、
なんとなく小説かと思ってたのですが、
ノンフィクションでした。


いわゆるその筋の方の
奥様方にインタビューをしている本です。

どういう女性がいるんだろうかと
興味本位でしたが
本当に一途で普通っぽい感覚を
持っている女性が多いですね。

中には最初っから
その世界に向いているような
剛毅な女性もいましたが
大半はたまたま好きになった人が
その筋の人だったので
”極妻”になるため
一途にがんばってるという印象ですかね。

家宅捜索やら、懲役やら
警察の話題がすぐ身近にあるって
わたしたちの生活からすると
特殊という気がしますが
インタビュー内容を読んでいると
だんだん感覚が麻痺してきますね。

警察がちゃんと子供のいない時間を
選んで家宅捜索に来てくれるという
場面があって目からうろこでした。

なんというか
家宅捜索なんて事態になっても
残された家族には
まだ生活をしなくてはいけない現実が
あるわけだなぁとしみじみ。

非常に興味深い本でした。
続編とかないんですかね。