「世界はゴ冗談」 | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

世界はゴ冗談/新潮社

筒井康隆さんの
「世界はゴ冗談」を読みました。

筒井氏の短編集。
相変わらずむっちゃおもしろいですね。

もうむちゃくちゃなんですが
むちゃくちゃな中に何か
深遠なものがありそうで
でもないかもしれない……というか。

特に表題作の「世界はゴ冗談」が
お気に入りです。
お風呂やカーナビの自動音声に
翻弄される主人公が笑えます。

あと、三文字熟語だけの短編
「三文字熟語の奇」が
どう読めばいいのかわからず
ふわーっと読んでしまいました。

20ページ弱くらい三文字熟語が
びっしりと書かれてるんですが、
中にちょっと笑える誤字みたいのが
混ざっていて、見つけては「ふふ」と
笑ってたんですが、きちんと読めば
物語が見えてくるんでしょうか。

筒井作品に詳しい方
何か知ってたら教えてください。

そういえば、帯に書かれてたんですが
筒井氏はもう80歳になられたんですね。
地味にびっくりしました。