- 火花/文藝春秋
話題の: /5
笑: /5
又吉 直樹さんの
「火花」を読みました。
花火が打ちあがる中
誰も聞いていない舞台で漫才をするという
過酷な状況で徳永は
神谷に出会った。
神谷の伝記を書くことを条件に
弟子入りをした徳永は
神谷と多くの時間を共にするが。
うわさの芥川賞受賞作品、
読んでみました。
文章の良し悪しは
わかりませんが、
芸人さんの世界を垣間見ることができて
面白い一冊でしたよ。
業界のことはよくわからないんですが
漫才の相方の存在感がほぼなしで
不思議な印象を受けました。
まぁ、相方じゃなくて
先輩との物語なんですけど、
それにしたって異様に相方出てこないですね。
漫才の相方っていうのは
ものすごく強く結びついているという印象を
勝手に抱いていたのですが、
現実にはもっとビジネスライクな関係なのかしら。
そんな業界の雰囲気が
楽しめましたよー。
本職は芸人さんかもしれませんが
本好きとしては
次の作品も是非出して欲しいですね。