「猫のパジャマ」表題作がかわいい | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

猫のパジャマ/河出書房新社

不思議:あったか気分あったか気分あったか気分あったか気分 /5
面白い:♪♪♪ /5


レイ・ブラッドベリさんの
「猫のパジャマ」を読みました。


「華氏451度」の著者さんの
短編集です。

どれも不思議な雰囲気の
作品でした。

ちょっとホラーっぽい展開も
あったりしてドキドキしましたよ。

流血が苦手なので
血がどこどこ出てくる短編
「用心深い男の死」という1編だけ
未読です。

血友病を患っている主人公は
小さな傷でも出血多量で死ぬっていう話で
その人が配達された封筒かなんかに
仕込まれていたカミソリで怪我しちゃって、血が――
っとここまで読んで
フラフラになりました。
大量出血系はややムリめです。

そんな中
表題作の「猫のパジャマ」は
癒し系でかなり気に入りました。

拾った猫をめぐって
猫好きの男女が
いかに自分が
飼い主にふさわしい猫好きなのかを
アピールしながら言い争っています。
何か面白い展開ですよね。

翻訳もの独特の
読みにくさもありますが
猫好きのもつ雰囲気って
万国共通なのかしら。

こういう人、いるいるって
思っちゃいましたよ。

楽しめた1冊でした。