「ハンニバル」”怪物”に魅せられます | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)/新潮社
    

グロい:08080808 /5
ワクワク:17171717 /5


トマス・ハリスさんの
「ハンニバル」を読みました。


クラリス・スターリングは
麻薬犯罪者のイヴェルダ・ドラムコと
撃ち合いになり殺害してしまう。

イヴェルダが抵抗し先に撃ちってきたため
やむを得ない対応だったが、
彼女が乳児を抱いていたという事実に
世論は騒然となった。

厳しいバッシングと
同僚ブリガムの死に打ちひしがれた
クラリスのもとに手紙が届く。
7年前に逃亡した
ハンニバル・レクター博士からだった。



羊たちの沈黙」の
7年後のお話です。

おもしろかったです!
本当に。

前作ではまだまだ若いクラリスも
ここにきて私と同い年に……。
しかし、彼女の行動力と機転は
比べるべくもなく、ですが。

そしてレクター博士が
不気味にカッコイイですね。

復讐を成し遂げようとする
メイスン・ヴァージャーより
断然、レクター博士を応援してしまいますよ。

最強の悪役ですね。
彼の過去からただよう陰鬱な陰も
魅力を引き立てますな。

レッドドラゴンも読もうと思います。
今さら過ぎますが
このシリーズいいですねー。