「神様のカルテ3」じわっと染入りますね。 | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

神様のカルテ 3/小学館

泣ける:000000000000 /5
新展開:あったか気分あったか気分あったか気分 /5


夏川草介さんの
「神様のカルテ3」を読みました。


『夏祭り』
 相変わらず当直となると緊急の患者が大勢やってくる。
 栗原一止はそんな患者の中で知った顔を見つけた。肝硬変でも
 酒をやめない横田さんだ。

『秋時雨』
 9月から消火器内科の新しい先生がやってきた。小幡先生は
 第一線のベテランで、明るく、しかも美人だ。しかし
 救急部師長・外村の評価は少し気にかかるものだった。

『冬銀河』
 砂山次郎が信濃大学に戻ることになった。進藤辰也、栗原一止は
 浅間温泉でささやかな送別会を開く。そして、インフルエンザなどで
 多忙な12月、入院が必要なのに帰ると言い張る老人が現れて……。

『大晦日』
 膵臓癌と診断を下した患者を砂山次郎が手術することになった。
 とても難しい手術だ。一方、小幡先生はとうとう外村と大きな溝を
 作ってしまっていた。救急部の空気は険悪なものになる。

『宴』
 膵臓癌の手術は無事に終わったはずだったが、執刀した後に
 退職したはずの砂山次郎から電話が入り、とんでもない
 事実が発覚した。栗原一止は窮地に陥る。



夏目漱石が大好きな変人内科医
栗原一止先生のシリーズ、第3弾です。
ようやく読めました。

今回はイチさんとハルの距離が
より近く感じられて

愛溢れる雰囲気ですね。

どの物語も優しさいっぱいです。
その一方で、新しい先生との出会い
友人の退職、そしてとある事件で
大波乱の1冊でもありました。

ラスト、
新展開ですね。
次回が楽しみです。


そして、今さらですが
映画も見ました。

栗原先生、雰囲気出てますね。
先生からのながーいメールを読むハルの
「長い」という独白が
原作では見られない視点で面白かったです。
(原作は栗原先生の一人称なんですよね)

最後、泣けました。
面白かったです。

神様のカルテ スタンダード・エディション【DVD】/東宝