「永遠の0」戦争、だめ | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

永遠の0 (講談社文庫)/講談社

感動:あったか気分あったか気分あったか気分あったか気分 /5
一気読み:ワクワクワクワクワクワクワクワクワクワク /5


百田尚樹さんの
「永遠の0」を読みました。


佐伯健太郎は司法試験に
連続で落ち、すっかりやる気を
失っていた。

そんなある日、フリーのライターをしている
姉が健太郎に祖父のことを
調べて欲しいと頼んできた。

祖父と云っても亡くなった祖母の
前の夫で、戦死しており、
一度も会ったことはない。

あまりのる気ではなかったが、
健太郎はその宮部久蔵という人物について
調べ始める。


今さらですが、
読みました。

初めはちょっとのりきれなかったのですが
徐々に加速して一気読みです。

何よりも生きて帰ることに執着した
スゴ腕の戦闘機乗りだった宮部が
最終的には特攻で死んでいる。

その謎を孫の健太郎が
当時を知る様々な人々に取材をして
解き明かしていきます。

パッと輪が繋がる終盤の展開に
大興奮ですね。

それと同時に
何ともやるせない苦みが
残ります。

戦争はダメ、絶対。

どうしてもっていうなら
各国首脳がネットで
バンバン爆弾落とすゲームとか
したらいいと思いますよ。

しかし、
戦闘機で戦う男たちの描写に
「うぉぉーカッコイイ!」と
思っちゃう自分もがかなり危険人物な
気もするのですよね。

……私も
戦闘機のゲームしてたら
いいんですね、はい。