- ジェノサイド/角川書店(角川グループパブリッシング)
のめりこみ:/5
感動:/5
高野和明さんの
「ジェノサイド」を読みました。
古賀研人は大学院で創薬化学の
研究をしていた。
さほど尊敬もしていなかった父親が急死し、
呆然と一切の行事に参加し、
5日ぶりに研究室に戻ると、
パソコンに一通のメールが入っていた。
それは死んだ父親からの
メールだった。
すごい勢いで
読みきりました。
かなりのめり込める要素満載の作品です。
はじめは無関係に見える
人々の行動や事件が
見事に収束していきます。
ジェノサイド(大量虐殺)という
重めのテーマも
考えさせられる要素があり、
ただのエンターテイメントで終わらないですね。
「ピンチがきて、切り抜けて」という
一連の繰り返しも
テンポがよくて、手に汗握ります。
心が休む暇なしでしたが、
忘れた頃にまた読みたい名作だと
思います。
おもしろかった作品は、何だか
感想が単調になります……。
あまり余計なことをいわない方が
いいような気がするんですよね。