「黄金の丘で君と転げまわりたいのだ」飲みたい、気がする。 | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

黄金の丘で君と転げまわりたいのだ/三浦しをん


ワインが気になる:あったか気分あったか気分あったか気分あったか気分あったか気分 /5
笑:☆☆☆☆ /5


三浦しをんさんの
「黄金の丘で君と転げまわりたいのだ」を
読みました。


こちらは企画で岡元麻理恵先生について
ワインのレッスンを始めた
三浦しをんさんとポプラ社の社員さんの
ゆるーいエッセーです。

アルコールが入っていれば
何でもOKというしをんさんが、
ワイン舌を形成するべく飲みまくります。

「ワインの名前や産地などの知識を
覚えるのは無理。でもワインを楽しみたい」
そんな方にはぴったりの本かも知れません。

好みの葡萄の品種だけ覚えておいたり、
自分の好みを具体的に
ソムリエやワインショップの店員に伝えるという方法で、
銘柄を覚えずとも
好きな味のワインに出会えるそうです。

そのために三浦さんたちは
先生の指導のもと、
ワインの香りや口当たりを布の触感で
表現する特訓をしたり、
産地当てなどに取り組みます。

その様子がまた……、
笑えます。

ひたすらワインを飲みまくり、
奇妙な発言、妄想、ケンカをはじめるメンバーに
先生が呆れたりガッカリしたり。

エッセーとしても面白いです。

岡元先生によるワインの解説も入っていますので、
二度おいしいですね。

まったくお酒が飲めませんが、
テイスティング?っていうですかね、
口に含んで紙コップにペッてするヤツ。
あれはやってみたくなりました。