「完全なる首長竜の日」夢か現実か。 | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

完全なる首長竜の日 (宝島社文庫)/乾 緑郎

不思議な世界:4242424242 /5
ワクワク: 171717/5 

乾緑郎さんの
「完全なる首長竜の日」を
読みました。

 Mirokuさんのブログで拝見しました。


和淳美の弟の浩市は昏睡状態で
コーマワークセンターに入っていた。

先端医療の機器を使用し
「センシング」という方法で
現実の世界のように弟と対話することが
できる。

しかし徐々にセンシングをしている状態なのか
現実なのかが曖昧になりはじめた。



「このミステリーがすごい!」の
大賞受賞作品だそうです。

ふわふわ系ですね。

夢か現実か、だんだん足元が
おぼつかなくなる感じです。

自殺未遂で昏睡状態になった弟と
その自殺の原因を聞くために
対話を始めた人気少女漫画家の淳美が
弟と自分の過去の記憶や現実を行ったり来たりします。

この浮遊感、いいですね。
好きです。

ミステリーなのかどうかは
ちょっと分かりませんでしたが、
おもしろかったです。

Mirokuさんありがとうございました!