「青天の霹靂」ありがちな話だけどよかった! | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

青天の霹靂/劇団ひとり

涙:かなしいねかなしいねかなしいね /5

読みやすい:笑2笑2笑2笑2 /5



劇団ひとりさんの

「青天の霹靂」を読みました。

ハルさんのブログで拝見しました。



場末のマジックバーで

マジシャンの仕事をしていた晴夫は

ある日警察から

父親の死亡を知らされる。


晴夫が家を飛び出してから

父親はどうやらホームレスと

なっていたようだった。


身元不明の遺体は荼毘にふされ、

小さな骨壷となり、

ようやく見つかった身内である晴夫に渡された。


晴夫はかつての父とのことを

思い出しながら、

父の「住まい」であった荒川のほとりを

歩いていた。

そのとき突如轟音が鳴り響いた。



結末は予想できるのに、

面白い、そんな作品でした。


そして、

予想通りなのに

泣かされそうになっちゃいます。


公共の場で

読みにくい作品ですね。


もうちょっとひねりがあっても

よかった気もしますが、

こういうストレートなお話も

嫌いじゃないです。


そしてマジシャンのお仕事の話も

興味深かったです。


さらに表紙の写真とか

妙に味がありますね。

呆けたような表情がなんとも……。


かなり前向きになれました。

ハルさん、ありがとうございます。