「使命と魂のリミット」カッコよく生きていこう | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

使命と魂のリミット/東野 圭吾
「使命と魂のリミット」読みました。
何となく分厚いなーと思って放置してましたが、
内容が読みやすかったのであっさり読めた。
父親を心臓の動脈瘤で亡くした夕紀は
心臓外科医を目指し研修医として
忙しく働いていた。
心臓外科医を目指した本当の
理由を心に秘めたまま。

一方、穣治はある目的の為に
看護師の望に近づいていた。

過去の手術室という密室でなにがあったのか、

二人の目的は果たされるのか。



”医学サスペンス”とのことです。

なかなか読みやすい本でした。

もっと専門的な用語とかいっぱい出てきて

医学ものとして読み応えがあるのかと

思ったのですが、ちょっと思っていた路線と

違いました。

まぁ、それはそれでおもしろかったです。


ネタばれかどうか判断に困るラインですが、

犯人の動機が何だか釈然としない、です。


怨む気持ちも分かりますが、

だったら殺害しようとしてた人物をもっと

悪質に描いてくれたら腑に落ちるんですが(^^;)

何だか犯人の怒りが空回ってる印象を受けました。


クライマックスの手術シーンがよかったです。

使命に燃える人ってカッコイイですね。

早いところ私も使命を見つけないといけません(0_0)



(本文抜粋)


『人間というのは、その人にしか果たせない

 使命というものを持っているものなんだ』


『どうせなら、カッコよく生きていこう』


と、これは夕紀の父親の言葉。

抜粋だとありきたりな言葉に見えちゃいますが、

読後は何だか重要なメッセージに感じます。