子どもが一生懸命勉強しているのに、テストの点が上がらない…。
そんな経験はありませんか?
頑張っているのに結果が出ないのは、「計画を立て方に失敗している」ことが原因かもしれません。
頑張りが空回りする「計画のズレ」
子どもたちが勉強でつまずく大きな理由は、自分の状況を正しく見られていないことにあります。
- 目の前ばかりを気にしてしまう
「目標を達成するために必要な勉強時間」と、「実際に使える時間」の間に、大きなズレがあることに気づいていません。どうしても目的地までのペース配分を考えず、目の前の頑張りだけに気が捉われてしまいがちです。
- 気合と根性!
「なんとかなる!」「気合いで頑張る!」と、やる気だけで乗り切ろうとしてしまいます。その結果、苦手なところを避け、得意なところばかりやってしまいがちです。
- 計画のやり方を知らない
目標から逆算して優先順位を決める方法や、計画がうまくいかなかったときに直す方法を、これまで学校などからきちんと教わったことはありますか?多くの子は「計画を立てなさい」「振り返りなさい」だけで、具体的な方法は教えてもらったことがありません。
「やらされる勉強」をやめて「自分でやる勉強」へ
この問題を解決するには、親や先生が一方的に「これをやりなさい」と計画を決めてはいけません。
決められた計画は、子どもにとって「やらされる勉強」になり、自分でやろうとする気持ち(主体性)をなくしてしまいます。子どもが「自分で頑張ろう」と思う気持ちは、自分で目標を決め、計画を立てることから生まれます。
ここについては以前のブログと関係してきますね。
「作戦会議」で定期的に計画をチェック
子どもが自分で勉強を進められるように、毎週、決まった時間に子どもと「作戦会議」を開くことをおすすめします。
この会議は、子どもが自分で立てた計画を、他者に聞いてもらう場所として使いましょう。
- 計画の発表
子どもに「今週は何をどれくらいやるか」を話させます。まずは子どもの考えを尊重して、しっかり聞いてあげてください。
- 計画のふりかえり
一週間が終わり、「計画通りにできたこと」「できなかったこと」を尋ね、できなかった理由を子ども自身に考えさせることが大切です。
- 計画の修正
ふりかえりの結果から、「このままだと間に合わないね」という現実を共有し、残りの期間の必要な時間をもう一度見積もり、計画を直させる手助けをしてください。
このサイクルを繰り返すことで、子どもは「計画の精度」と「自分で管理する力」を身につけ、常に正しい道筋を確認しながら勉強を進める力、つまり自分でできる勉強の習慣が身につきます。
・・・とはいっても、定期テストが始まる中高生は思春期、反抗期真っただ中。
実は、必ずしも親が適任とは限らないのが難しいところです。
ここについてはまた後日。
ここについてはまた後日。

