ライダースガイとジャーマネのブログ -2ページ目

ご報告です

 

 

こんにちは。チームスガイレーシングジャパンです。

 

この度は、皆様にご報告がございます。

先日の鈴鹿2&4レース 予選にて、須貝義行が最終コーナーで転倒し、負傷をいたしました。

右肺気胸と出血、右手指の損傷で土曜日は経過観察の入院し、

肺の状態が落ち着いていたために翌日に退院。
月曜日には東京の手指を専門に診てくださる病院へ転院をいたしました。

 

損傷個所の治療、リハビリのために、次戦のMFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦
スーパーバイクレースin SUGOを欠場することとなりました。

地元でのレースを楽しみにしてくださっていた皆様、本当に申し訳ございません。

 

7月のMFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦 第53回MFJグランプリ スーパーバイクレースin鈴鹿への参戦を目指して治療、リハビリに専念をいたします。

ご心配、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

 

須貝義行より、皆様へメッセージがございます。

 

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皆様

いつも大変お世話になっております。須貝です。

 

申し訳ない報告となります。

先日の鈴鹿2&4、土曜日の予選において最終コーナー立ち上がりの高速区間で転倒、右手指の薬指を大きく損傷してしまいました。

回復のための手術とリハビリ期間が必要となってしまい、次戦のSUGOは欠場せざるを得なくなりました。

新しいマシンでの地元SUGOのレースは、私自身とサポーターの皆様におかれても非常に楽しみなレースであったと思います。

 

誠に申し訳ございません。

 

今回の事は大変残念な事態と受け止めておりますが、有り難いことに回復する手段もあり、手術を含めて治療も進行中です。

幸い、シーズン後半のレースも残されております。

このことをバネに、何らかの良い経験にして前進していこうと思います。

始めに述べた通り、先ずは回復に全力を尽くし、その後のレースを良い形で迎えられるように進めてまいりたいと思います。

 

この度は残念な事態を起こしてしまって申し訳ございません。

どうかご理解をいただき、先ずは回復に専念させていただければと思います。

 

必ず戻ってまいります、今後もどうぞ宜しくお願いいします。

 

            TEAM SUGAI RACING JAPAN

                          須貝義行

アエラのステップ

スガイです。

 

V4Rのステップは「アエラ」製を使用しています。

 

こちら、市販の標準仕様。

 

そして現在の我がV4Rのステップ、暫定スガイ仕様です。

 

 

今後、様々なトライを重ねる予定です!

 

 

ここで一つ、ドゥカティV4のオーナー様に質問したいことがあります。

「ギヤ抜けしませんか?」

 

いかがでしょうか?

私の情報網では、そういう話が多くありました。

 

私はV4Rで、ステップを含めたフルSTDのまま、ツインリンクもてぎで慣らしの仕上げで全開走行を行った際、
特に5→6速は「抜けまくり!」で、ストレートで見ていたスタッフが心配したほど。

レースまでに早速整備が必要なのではないか?という印象がありました。

 

 

それが・・・・・、

アエラのステップに交換すると直る!のです。

 

もし、ドゥカティV4オーナーで同じことを感じていたとしたら、

絶対ビックリ!!!することに間違い無し!です。

 

 

いやいや、ステップ変えるだけでギヤ抜けが直るなんてあり得ない!

そんなことないでしょ。

と思う方もいるでしょう。

 

正直、私もそう思っていました。

 

それが・・・、今回、

使った私もビックリ!させられた経験となりました。

 

 

もう少し状況を説明します。

 

まず、ギヤ抜けが改善したのは、スガイ仕様に変更したからではありません。

 

今回の経験から特に強調したいことは、

アエラのステップは市販標準仕様の、

位置もストロークもSTDと同じ仕様のまま、

アエラのステップを使用したら、

「ギヤ抜けが直った!!」ということです!!

 

アエラのドゥカティV4用ステップは、基本的に通常のストリート仕様で販売されているそうで、

チェンジペダルの基本的な構造、リンクロッドからチェンジアームへの取りまわしは、ドゥカティV4のノーマル車両のそれを踏襲しているそうです。

 

ですので、今回シフトフィーリングの改善、よってギヤ抜けの改善に至ったのは、

単にアエラステップの「造り」の良さによる「操作性」の向上によってもたらされのだ!

という事になるのです。

 

 

これまで、相当数のマシンに乗ってきた私としては、相当な経験量となるステップ関係の使用経過もあります。

しかし今回の経緯のように、単純にステップの「造り」のみが変更され、「操作性」だけを比較できるという機会は意外と無いのです。

 

その理由ですが、

社外のステップはほぼ間違いなく、ステップの位置やペダルストロークを含めて構造がSTDから変更された状態で造られているので、

本当の意味での「造り」の違い、「操作性」の違いの比較は出来ないからです。

 

社外のステップになって快調に感じたとしても、変更点が複数あると、

何故良くなったのか?ということについて、

実は正確な違いのポイントは分からなくなるはずですから。

 

この点、重要です。

 

今回、私がそういった正確な比較が出来た経緯は、使用開始するにあたってアエラ技術顧問の古屋さんから

「レースで使うならオーダーは色々出ると思うけど、まずはウチのをそのまま使ってみて欲しい」というお話が有ったためです。

私もV4Rとの今後の付き合いを考え、一歩一歩の段階を踏みながらの変更を経験した方が面白いと思い、

まずはアエラの標準仕様、STDと同じ構造の仕様のまま使ってみた、という事なのです。

 

本当に、改めて貴重な経験となりました。

 

 

という訳で、V4のギヤ抜けも改善されるくらい、

「アエラのステップ最高!!」

という事になるのです!!

 

私が保証します!

アエラのステップの操作感は、STDを含めた他のモノとは全然違いますよ!

 

ドゥカティV4のオーナーには特に使って欲しいですし、、

アエラにはドゥカティ全車種、他のメーカーの車種用も非常にたくさんのラインナップがありますから

 

是非!!多くの方々に使っていただき、

京都からの日本の心、真摯な物造り、を感じて欲しいです!!

 

 

 

 

その後、事前テストでの使用感をアエラに伝え、速攻でスガイ仕様を暫定で製作。

位置とストロークを、よりサーキット向けに変更。

レースウイーク中に交換。

 

更に良くなりました!

 

こういった、「匠」な方々とのお付き合いはとても楽しいものです。

 

レース活動で得られる、変えがたい経験なのです!

 

ライダーも全力で頑張らねばなりませんね。

 

ではまた!

 

V4Rのサスペンション

スガイです。

 

私の使用するV4Rは、ドゥカティV4シリーズの中ではレースレギュレーション対応の「ホモロゲ―ションモデル」な位置付けであると言えます。

 

通常のライナップモデルであるV4、V4Sは4気筒の1100㏄。

ホモロゲ―ションモデルと言えるV4Rは4気筒の1000㏄です。

 

このことはご存じの方も多いと思いますので、改めて言うまでもないレベルのことではありますが、

この他にもV4Rにはホモロゲモデルらしい仕様と装備が多数備わっています。

 

まずは前後のサスペンションです。

 

 

前後オーリンズを採用しているところはV4Sと同じですが、V4Sの電子調整式とは異なり、V4Rに装着されるものは前後ともシンプルな機械式が装着されています。

それは、サーキットでは工具を用いて調整することが前提であるし、出来るだけの軽量化が望まれる、という事からなのだと思います。

 

更に、フロントフォークは高価な加圧式!!

 

 

実はオーリンズには、サーキットでの使用向けにフォークの中身を交換出来る加圧式の「カートリッジキット」が販売されています。
それは、レーシングモデルと同様のダンピング性能にするアップグレードな「カートリッジキット」です。

 

ある意味それと同等のものが、V4Rには初めから装備されている、ということです。

 

今回はフロントフォークはSTDをスプリングのみの変更でセットを試し、レースに参戦しました。

 

ちなみにリヤサスも、STDのまま。スプリングのみ変更してレースに臨みました。

 

以前述べましたが、今回は長期間休んでいた身体のコンディションの回復と、新しいマシンの特性や方向性を把握することが重なっている訳です。

しかも、レーシングコースの全開走行時間は、実質テストの2日間のみ。

 

少しづつ、とっても慎重に、進める事となりました。

 

ですので、今回は、なんとなくV4Rとお近づきになれたかな?という段階で終了でした。

次の鈴鹿に向け、あれこれ妄想中!というこの頃です。

 

現場ではオーリンズのスタッフも、先ずはSTDのままで参戦、という流れを楽しんでサポートしてくれています。

使用するタイヤはブリヂストンの全日本用の特別タイヤですから、その組み合わせでどうなるか?面白いところですね、という事でした。

 

前後とも、使うスプリングはこれまで使用してきたものが使えますから、余分な費用が掛からず、セッティング作業が行い易いのも強みです。

 

私も、V4Rへの理解を面白く、楽しみながら進めています。
次の鈴鹿ではさらに理解が進むでしょう!

ではまた!



 

ドゥカティ札幌!

スガイです。

 

今シーズンからレースマシンをドゥカティに戻した訳ですが、

全く新しいマシンでの沢山の発見が有り、何か楽しい日々となっております。

 

沢山の方々にとっても同様なようで、サーキットの内外でマシンについて聞かれることが多く、

ドゥカティV4は、やはり、何かしらの興味を持たれるマシンであるという事は間違いないと感じます。

 

 

ところで、

使用している「ドゥカティV4R」は2019年に発売されたマシンですが、

実は現在生産されておりません(V4S、V4は販売されています)。

 

ですので、2021年の販売車種にも載っておりません。

 

なんででしょうね?

販売価格に合わないコストが掛かっているから?という事らしいですが、本当のところは私には分かりません。

 

ですので、

今季の参戦にあたり、先ずはマシン探し!から始めることになったのですが、

これが少々大変な事でした。

 

諸々の事情がありましたが、
先ず一番はV4Rでの参戦を決定したのが遅かったことと、もちろん費用が大きいことがあり、

そしてなにしろ車両が無い、
売っていないので・・・(ToT)(ToT)

 

3月中旬には、「おんちゃん開幕戦に出る気あんの?」なんて宮城の大御所にもからかわれて、
実際、もう開幕戦に間に合わないかも??という流れでした(@_@)

 

 

こういう時は人柄が出ますね。

こちらの事情を足許に見て、この時とばかりに法外な金額を提示する方もいて・・・。

びっくりさせられました(;^ω^)

 

 

そんな中、北の大地から朗報が!

 

ドゥカティ札幌に登録しただけのマシンが有るというお話を頂き、早速連絡、札幌へ!!

 

お蔭でレースマシンの入手に至ったという訳です。

 

なにより、ドゥカティ札幌の砂田さんとは以前からイベントで呼んでいただいている間柄。

即決で話が進みました。

 

 

ドゥカティ札幌は、砂田さんの「超明るい!!熱い!!!」お人柄に引かれて多くのお客様が集まるお店です。

困った時に助けになる、そんなオーナーとお店と思います。

 

札幌で相談の後、マシン本体は仙台にフェリーで到着!

 

「来たーーーー!!!!」って感じでした!
\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

 

一般公道での慣らしを経て、開幕戦まで約2週間。
詳しい日程経過は怖くて言えません( *´艸`)

関わった方々の熱意と根性、ここぞという時の踏ん張り、

そしてマシンの素性と、供給される部品の精度の良さに助けられた開幕戦となりました。

 

まずここで言いたいことは、

ドゥカティで、困った時はドゥカティ札幌へ!!!ということです!!

 

熱い砂田さんが、熱くお迎えしてくれるでしょう!\(^o^)/

 

私も助けられました(*^▽^*)

 

ではまた!

 

ドゥカティV4?

スガイです。

 

今シーズンのマシンはドゥカティV4R

 

ドゥカティと言えば、伝統のLツイン!!

 

そしてスチールパイプのフレーム!!

という歴史が長かった訳ですが、

 

その、伝統のスタイルからモノコックフレーム+刷新されたLツインのパニガーレ、を経て、

 

 

 

今年の愛機である「V4R」はその名前の通り、V型4気筒!!

 

V4エンジンと共に全く新しいマシンになったのです!

 

 

何をいまさら?と、

ドゥカティファンなら誰もが知っていることと思いますが、

 

出会う方々のほぼ全てから、ドゥカティV4って、どうなの?」という質問を頂くので、

ここで述べておきたい、読んでいただきたい、と思ったからです。

 

 

私のV4ドゥカティへの印象は、

「数世代先の、未来から来たマシン!!」という表現がふさわしい。

 

なにしろ、これまでのDUCATIとの違いが物凄く大きい!!のです。

本当に、「時代が違う!!」という感じがします。

 

一番大きな違いは、もちろんエンジン。

それが、「2気筒と4気筒の違い」という事に起因するものが大きいのか、

基本設計が40年位遡ることになるLツインとの「時代の経過」という要因に起因するものなのか?

それについての正確な比較は出来ない訳であり、

おそらくはその両方が相まって、という事になる訳ですが、

 

とにかく!

ドゥカティのV4エンジンは新しい!!素晴らしい!!凄い!!です。

 

伝統のLツインも、もちろん素晴らしいエンジンです。

しかし、あまりにも世代が違う、という印象を受けてしまいます。

 

そして、単に高性能で無機質な印象ではなく、エンジンの回り方に独特の味わいが感じられるのがドゥカティならでは、と感じます。

「ツインパルス」「逆回転クランク」等々の機構のお蔭なのでしょう。

 

 

まるでビギナーな単語を並べましたが、

大型二輪免許のある方は是非ともディーラーに行って試乗していただきたい。

 

間違いなく!私と同じ言葉を発するはずです。

 

それは、「R」でなくても同様です。もちろん「R」は更にもっともっと素晴らしいですが。

 

そうそう、試乗はどのような経験の方でも心配ご無用。

ドゥカティV4は、とっても乗りやすいマシンですから、簡単に走れること間違いございません。

 

試乗は、

茨城県水戸市に有る「オートボーイRC」へ。

宮城県仙台市に有る「ドゥカティ仙台」へ。

 

スタッフの方が丁寧に対応してくれるはずです。

 

 

今回の開幕戦のもてぎでは、

「こんなに凄いエンジンに乗れる俺って、超幸せ!(*^▽^*)」

と感じながら走っておりました

 

本当に凄いエンジンです。

早く本領を発揮できるよう、頑張って進めたいと思います。

 

 

ドゥカティV4の印象は、私に聞くのもいいですが、

それよりも、是非!試乗して、味わってみて欲しいです!

 

茨城県水戸市に有る「オートボーイRC」へ。

 

 

宮城県仙台市に有る「ドゥカティ仙台」へ。

 

 

お気軽に行ってみてください!

 

では!(@^^)/~~~