会社に入社した時に、部長に言われたことがあります。
「大学で知識を学んできた。企業では知恵を使え!」。
知恵とは辞書によれば「物事の筋道を立て、計画し、
正しく処理していく能力」と説明されています。知識が
あれば、人に教えることは出来る。しかしながら、知識
だけで物づくりはできない。行動を伴いそれが結果に
つながらなければ製品は出来ないということだったの
でしょう。
当時は意味が分からなかったのですが、何故か心に
ひっかかっていました。年月も経て、新入社員の前で
やる気を出す話をして欲しいと言われた時にふと思い
出した言葉が「知恵を使え」だったのです。
何十年も仕事をして、腑に落ちて、体に染みついた
ので、自然と口をついて出たのではないでしょうか。
知識があると仕事に対して批判者になったりコメン
テーターになったりできます。若い時は、理路整然と
時には熱く批判する人が賢くかっこよく見えたのかも
しれません。しかし、長年を経て、結果を出す人は、
信念をもって行動する人であると実感するようになっ
たのです。
知恵は信念がなければ発揮できません。