桃李への小道~その③ モノコト視点と人視点<事故率は件数か%か> | チームスキル研究所のブログ

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チームスキルとはメンバーとチームが、最高のパフォーマンスと、更なる成長に向け、変化し続けるために必要なスキルの総称です。

 同窓会で、某エレベーターメーカーで働いている人と

隣同志になりました。話題が当時、新聞で起きていた

エレベーター事故の話になりました。

 中華料理の円卓を囲みながら、彼曰く
 「最近、エレベーター事故が新聞で騒がれているけれど、

実際の事故率つまり%表示で見れば、極めて他の乗り物

と比較して安全な乗り物だ。新聞社はよく、発生件数という

書き方をして騒ぐけれど、工業会としては、%表示にして

欲しいとう申し入れをしたいと思っている」
と話しました。


 その瞬間、私の頭の中は沸騰していました。口には出し

ませんでしたが
 「件数表示に決まっているじゃないか。中に閉じ込められ

た人の気持ちを考えてみろ。1件、1件が重要な問題だ!

なんてお客様目線のない技術者だ!こんな奴らがエレベー

ターを作っているから事故が減らないのだ。○○社のエレ

ベーターにはのらないぞ。」とカッカしていたのです。


 会社人間としても、「1件の不具合を大切にしろ。1件の

不具合でお客様の信頼を失ったり、大切は時間をつぶす

な。」と教えられていましたし、企業人のスタンスとして当然

と思っていたからです。「こんな同窓会に二度と出るものか」

とも思い、実際に二度と出ませんでした。


 しかし、冷静になってみると技術の視点が強い「顧客より

自分の作ったエレベーターを愛する技術者」だったらどう

思うかと考え直してみました。他の乗り物よりいかに安全

な乗り物かを強調したかったのでしょう。


 視点が異なると、こうも感情がぶつかりあうものです。

(日日草)