ホエールjr君がポケモンにドハマリしてます。
私はポケモンがゲームボーイではじめて世に出た時にはすでに大学生になっていたので、まったくポケモンというものを通ってきてないんですよね。ポケモンGOが出た時にも乗っからなかったし、まさにゼロからのスタート。
アマゾンで過去のポケモンのアニメをホエールJrと毎日一緒に見て、暇さえあればポケモンGOを開いてせっせとGET・・・ついついモンスターボールやアイテムを大人買い・・・
はじめてみたら、ポケモン最高に楽しい!(笑)ホエールです。こんにちわ。
さて!
今日はお知らせです。
ついにbifarrからカヤックフィッシング用PFDが登場しました。
bifarrは釣具メーカーであるジャクソンと日本の救命器具のトップ企業である高階救命器具の2社のコラボレートしているブランドです。
ジャクソンがカヤックフィッシングに特化したロッドを開発して先日4機種発売しましたが、高階救命器具はカヤックフィッシングPFDの頂点を目指して本気で作っていたのです!
Bifarr・オルノス・ハイバック
このPFDの開発ストーリーがbifarrのホームページに連載が始まっているので、こちらもぜひ見てください!
(2022年8月31日現在、まだ第一回目のみ)
ちなみにオルノスには他、ツーリングカヤックやSUPにも最適なシンプルでリーズナブルなスリムタイプ、背面下部メッシュではないオリジナルタイプと3種類が同時にリリースされています。
デザインを担当したのは、高階救命器具の商品開発部の福本さん
釣りはもちろん漁労者用のライフジャケットも手掛けているライフジャケットのプロフェッショナルです。
私もバイファールのテクニカルアドバイザーをさせていただいているので、このbifarrのPFDの企画がスタートした段階からご要望をいろいろ伝えせていただきました。
やはりカヤックフィッシングのPFDにおいて、まず十分な浮力(でも浮力が極端に高いと分厚くなり釣りがしにくく、逆に泳ぎにくい)と再乗艇のしやすさがもっとも重要な部分。安全面がまずベースにこないといけません。そしてパドリングやフィッシングの動作がしやすいことも必須となってきます。
そのため、再乗艇時にひっかかりがないようなるべく表面はなるべくシンプルにして欲しいという点はお伝えしました。
かつ、携帯電話やレスキューギアがしっかり収納できる点からもポケットは最大限大型にしてもらいたいということはお伝えして実現してもらいました。
これって矛盾しているのです。ここは福本さんがかなり大変だった点ではないかと思います。
特に最近の携帯電話は大型化してきてるので、防水ケースに入れるとPFDによってはポケットに入り切らなくなることもありました。
しかし、大容量だけを狙ってポケットのマチを厚くすると再乗艇でひっかかるのでなるべく薄く。
ポケットはダブルジッパーにして欲しい。開きったところで止まるストッパーが欲しい・・・
そんな無理難題を福本さんが解決して!
結果、アクアパック348がばっちり収納できる薄型大容量ポケットに!
あとは、ここ数年、私はプライヤーをPFDの片側のポケット内に収納していて、プライヤーを忘れたりロストすることもなくなり、魚が釣れた時にサッと取り出せてとても調子が良かったのでプライヤーホルダーは欲しいと要望させていただきました。
しかし、プライヤーホルダーが海外製PFDのように外側にあると再乗艇時に邪魔なのでポケット内部に配置して欲しいとお伝えして採用いただきました。ぜひこの位置でプライヤー装備してみてください。快適だと思います。
できればロングノーズタイプまで収納したい
(写真のプライヤーはゴールデンミーンのロングノーズ)
メインジッパーにはストッパーが欲しい・・・
ウエストのベルトは独立してバックルにして欲しい・・・
ホイッスルは標準装備して欲しい・・・
背面は下部メッシュにして欲しい・・・
etc……etc……福本さんに全て実現していただきました。
開発中、サンプルの段階ではノーマルタイプ(背面下部メッシュではない)でしたが、テスト的に釣りやレスキューをして現場から詰めていきました。
プロトタイプでの浮力テスト
プロトタイプでの再乗艇テスト
プロトタイプでのパドリング&実釣テスト
そこでベルトの調整が硬い、ポケットの位置が釣りをする時(ジギング)に例えば右にジグを落とすと左の腕の内側が常にポケットの端に当たのが気になり内側に少し移動した方が良い・・・など修正点が見えてきました。
ベルトの余りも当初ベルクロでまとめる方式だったのですが、ベルクロはやはり劣化もあるし、ちょっとまとめるのも面倒だったのでベルト収納は他の方式にした方が良い・・・などもこの段階で見えてきました。
結果、余ったベルトの収納はポケットになりました
肩もサイドもベルトの余りは全て収納でき、まったくビラビラがないのです。これは想像以上に漕いでいる時も釣りをしている時も快適です。
あとは最近GOPROでカヤックフィッシングを撮影する方も多いので、純正のクリップがベルトループに入るようにしたり。
そういった要望を福本さんにがっちり落とし込んでいただき、完成したものを見て、各部本当に最高の配置で素晴らしいPFDになったと思います。
カラーは3色。バイファールのイメージカラー、ブラック系、そして海で目立つオレンジレッド系。
オルノス・ハイバック
バイファールブルー
オルノス・ハイバック
ラヴァブラック
オルノス・ハイバック
ボルケーノレッド
ちょっと僕的に想定外だったのは背面の浮力体が思ったより大きいことでした
まるでガンダムのMSのバックパックのような特徴的なフォルムになっています。
ただこれには理由があります。
日本の厳しいレジャー規格(JCI日本小型船舶検査機構 L3)に合格するための浮力を確保しようと思うとこの大きさになってしまう
JCI日本小型船舶検査機構 L3は数字だけみると5.85kg以上と一見低く見えますが、これは24時間後にも5.85kg以上をクリアしていないといけないという数字なのです。ですので良い浮力体によるだいぶ高い浮力が求められるのですね。
そして背面のメッシュ部分が他のカヤックフィッシングPFDと比較しても大きくなっています。
それは足漕ぎカヤックのパイプフレームの大きい椅子でも浮力体を確実にかわすため
写真はネイティブウォータークラフトの足漕ぎ艇だと思うのですが、完璧に干渉してませんね。
狭い面積で大きい浮力を出さなければいけない、そうなると必然的に浮力体の高さが出てしまうわけですね。
逆にこの背中上部の浮力体の大きさは恩恵もありました。
水に浮いている時、後頭部から上が水面にしっかり露出するのでとても安心感があるのです。
表面の薄型ポケット&スッキリデザインで再乗艇もやりやすい
他、各部の特徴はぜひkayak55のBifarr・オルノス・ハイバックの商品ページを見ていただければと思います↓↓
細部までかなりのこだわった作りとなっています。
カヤックフィッシングをこれから始める方、そろそろPFD買い替えかな〜と思っている方、どうしてもやや高額モデルにはなってしまうのですが、ぜひBifarr・オルノス・ハイバックも選択肢に入れてみていただければ幸いです!