ナン編〜第5話【45組だった人々】 | 現代の傾奇者

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京都府出身。
11年間、国にも企業にも頼らず己のスキルだけで稼ぎながら自由気ままに生活してるプロニート。
・「TEAM.BRAIN」リーダー
・令和の虎159人目で出演
・リベンジ版8人目で出演
・追跡版12人目で出演
・「桜鷹虎」出演
・『魁!!ポイ活塾』塾長

禁断の出戻り男
実は俺が最近パチンコで勝ってるらしいという噂をナン(仮名)は元ラーメン屋の仲間達から聞いてたらしい。
なので、話を切り出した時はお願いします!と飛びついて来た。
そんな成り行きで、ナンはウチのギタリストSEYちゃんに続く、トドロキ商事の研修生2人目として迎えることになった。


その頃の俺はスロパチの収支が確固たるものになってたので、結婚した3ヶ月後にメインの仕事をスパッと辞めた。
ラーメン屋は籍だけ残して、人手が足りない時だけ手伝うというスタンスで週1働く程度。

一方のナンは、また金庫金に手をつけてしまう可能性があるのと、スロパチ稼働の時間が自由に取れないので唐揚げ屋の店長を辞めることに。
そして、元のラーメン屋に禁断の出戻り男として、バイト復帰したのである🍜
ちなみにサラ金はラーメン屋の山中先輩(仮名)が立て替えてくれたらしい。
※この方は人が良すぎて、ナンが夜逃げするまで合計100万円ぐらいは貸してました…😱

◆パチンカスから勝ち組へ
今までたくさんの人達に勝ち方や立ち回りを教えて来たけど、ナンはトップクラスに飲み込みが早くセンスもあった!
3ヶ国語をペラペラに話せるだけあり、地頭が良いんだろうなぁと感心したのを覚えてる。

スロットハイエナやパチンコ良釘狙いを教えたけど、立ち回りのメインはハイエナ。
当時は東京も等価交換で、ハイエナ全盛期の時代。
なので、高設定狙いしてる人は殆ど居なかった。
トドロキ商事に入社したナンは、あっという間に勝ち組へ転身したのである!

◆研修の流れ
当時のトドロキ商事は渋谷エリアで立ち回ってた。
前日スロットのハマり台を下見メモして、次の日に朝から狙いに行く。
イベントの日はパチンコの良釘狙いなどもしてた。
朝の抽選前に集合して、作戦を伝えながら、研修生達に軍資金5万円ずつを渡す。
そして、みんなで21:30近くまで期待値を取りに行く!
そんな流れでやってた。
※軍資金が尽きた場合は、追加3万を直接渡してた。

報酬は勝ち額の7割を渡してたので、ナンのスロパチ収支は30万をゆうに超えていた。ラーメン屋のバイト代と合わせると40万を超える高給取りに。
ナンは何だかんだで、人生のピンチには必ず誰か助けてくれる人が現れて、復活演出が来るラッキーボーイと言えよう!


今度こそミャンマーのヨモニ野郎の人生は変わる!誰もがそう信じて疑わなかった。
そうこの時までは……。
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◆続き