ナン編〜第6話【45組だった人々】 | ポイ活王〜現代の傾奇者〜

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11年間、国にも企業にも頼らず己のスキルだけで稼ぎながら自由気ままに生活してるプロニート。
・「TEAM.BRAIN」リーダー
・令和の虎159人目志願者
・リベンジ版8人目志願者
・追跡版12人目で出演
・「桜鷹虎」出演
・オンサロ『魁!!ポイ活塾』塾長(在籍250名以上)

◆バンドマネージャーに就任
トドロキ商事の打ち子代30万+バイト代10万で約40万近くを稼げるようになった元ギャンブル依存症だったミャンマー人のナン(仮名)。

人生を変えてくれた恩人として、奴なりの恩返しの気持ちもあったのだろう。
俺がリーダーを務めるロックバンドTEAM.BRAINのマネージャーになってくれたのである!
ライブの物販コーナーを手伝ってくれたり、楽器を運んでくれたり、バンド主催のBBQの準備を手伝ってくれたりと非常に助かったのを覚えてる。


※BBQ企画時の写真。


※マネージャーとして仙台ツアーに同行時の写真。左はマルチスタイル大倉。後ろはSEYちゃん(Gt&Key)。

◆暴走モード突入
数ヶ月経った辺りからナンの行動がおかしくなり始めた。
まず稼働時の服装が怪しくなって来て、さすがに目立ち過ぎるから、そのチンピラみたいな格好はやめろ!と厳重注意した。


そして、朝の抽選の時間に寝坊して来ないことが増えてきた。その理由は夜な夜な豪遊してたから。
毎夜、バイト先の後輩を連れ回して、飲み歩いてたのである。居酒屋の後はダーツバーや風俗に行って、金のない後輩達に奢って散財しまくり。
俺も誘われて何度か行ったけど、金と時間の無駄と判断して行かなくなった。

この辺りで嫌な予感はしてたけど、今までパチンコやスロットで散々負けてたのが、稼げるようになった訳だから、俺から見てもまだ大丈夫だろうと軽く考えてたのである。

◆トドロキ商事の拡大

この頃は、あの借金王だったナンの羽振りが良いということで、某ラーメン屋の先輩や後輩達が次々とトドロキ商事を志願して来た。
あのパチンカスだったナンが勝ってるのだから、トドロキ商事のノウハウは本物だとみんなが思ったんだと思う。
この頃は毎日のように4〜5人体制で動いてたのもあり、俺はみんなに報酬の7割渡してたにも関わらず、月の打ち子収入だけで月30万近くあった。

人が増えたので、同じことを何度も説明する手間を省くため、稼働の決まりごとや必要事項はLINEノートにまとめて貼ることにした。
それを読んで理解したら、いいねボタンを押してもらうという仕組み化したのもこの頃。

◆独立を志願
ナンが「軍資金も20万円貯まったし、独立してやって行きたいです!」そう言って来た。
俺はトドロキ商事の稼働地域である渋谷と溝の口エリア以外でやるなら、自由にやって良いと気持ち良く送り出した。

この頃、ナンの遅刻率は50%を超えてたし、他の研修生達のモチベーションを考えても辞めてくれるのはむしろありがたい!
何よりダメ人間の管理をしなくて済むのが精神衛生上的に助かる!そう思ってたのである。
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