メジャーデビュー蹴った話#4【全6話】 | 現代の傾奇者

現代の傾奇者

京都府出身。
11年間、国にも企業にも頼らず己のスキルだけで稼ぎながら自由気ままに生活してるプロニート。
・「TEAM.BRAIN」リーダー
・令和の虎159人目で出演
・リベンジ版8人目で出演
・追跡版12人目で出演
・「桜鷹虎」出演
・『魁!!ポイ活塾』塾長

◆クソプロデューサー登場

※写真はイメージ画像。


プロデューサーに会うまでは作った曲をデモCDにしてディレクターに郵送。
電話でアドバイスを聞いてまた作り直す。
そんなやり取りを何度もしてた。
当時は今みたいにデータで曲のやりとりが出来なかったし不便でした…😣

デビューに向けて最低10曲はないと話にならないということで、オレと弟は曲をどんどん増やして行った!
シングル2曲入りとして2枚リリースしたら4曲使うことになる訳で、残りストックは6曲だけ。
確かにデビュー前に1曲でもストック増やしとかないと厳しくなると思った。

当時、大学4年で周りが就活して内定もらってた中、オレは人に胸を張って言えるような就活をしてなかったから、若干の後ろめたい気持ちがあったのは事実。
たけど、曲作り=就活!という事実が現実になってからは周りにも堂々と公言してた。
ゼミの先生に進路聞かれた時もメジャーデビューに向けて楽曲制作してます!と答えてた。
この時期に
「LIVE OR DIE」(2009年リリース)
「永遠の旅路」(2009年リリース)
雪のように」(2009年リリース)
「I don't know」(2006年リリース)
「ナクシタモノ」(2006年リリース)
「NEVER FADE AWAY」(2006年リリース)
といった今でも演奏してる曲達がどんどん増えて行った。

3度目の上京。
俺らを担当してくれることになったプロデューサーと洒落た喫茶店で落ちあった。
「曲を聴かせてもらったけど、はっきり言ってこれじゃ売れない!
曲はともかく歌詞がダメ!もっと一般受けするラブソングを書きなさい。
そもそも君達の好きなバンド(NIRVANA、PEARL JAM、SEX PISTOLS等)は日本では大して売れてないから、そんな音楽聴いてないで流行ってる曲だけ聴いて勉強しなさい!
例えばビートルズ等のスタンダードな有名曲をどんどんパクリなさい!
似てる曲がラジオや有線で流れたらおやっ?と興味を持ってもらえるでしょ?それが大切なんだよ!」

はあ?コイツは何言うてるんやろ?と思った。
「曲パクるんですか?」と聞いたら
「売れてる人達はB’zもサザンもミスチルもみんな意図的にパクってる!この世界売れたら何でも良いんだよ!君達の拘りとか表現したい事とか別に必要ないから、私の言う通りにしたら良い」
バッサリそう切り捨てられた。


ブチ切れ
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