「ここを目標にしていたかどうか」
理想をいえば鳴尾記念や金鯱賞を使ってここに参戦してくる馬が
宝塚記念を狙っていたと言えると思うのですが、
金鯱賞経由は1頭もおらず
鳴尾記念組はカラテとヤマニンサンバの2頭で
ここは力不足でしょう
となると13頭の中5頭出走している大阪杯組か
距離は少し長いですが目黒記念組に触手が動きます
特に目黒記念を勝ったシュトルーヴェはレーン騎手が騎乗するし、
陣営も出否は状態次第と公言していただけに
出走となれば勝負気配が漂います
4人気以内まで上がってくれば本命候補となります
ただしスポニチの馬体診断「達眼」でおなじみの鈴木康博さんが
一戦ごとに馬体が減っているのが気になるとコメント
確かに初GⅠで名門の堀厩舎といえども、ここ3走で馬体が減り続け
今度は関西への輸送もあるとなると
いくらレーン騎手が騎乗するにしても条件が良いとはいえない
馬体が+2~4キロならプラスですが、また減るようだと厳しいかもしれません
±0なら現状維持で力は発揮できるか
さて今回人気になりそうなのは
ドウデュース 武豊
ジャスティンパレス ルメール
ローシャムパーク 戸崎
ベラジオオペラ 横山和
まず1人気が予想されるドウデュース
前走はドバイターフで、まさに春の狙いはそこにあっただろうと
今回は休み明け2戦目で
前走は不完全燃焼で上積みが見込めるかもしれませんが
今回が狙いのレースなら海外は使わない
この馬が1人気ならこの馬から買うのはリスクが大きいし妙味がない
本命になるようなら見送りが妥当
2人気予想はジャスティンパレス
実績は十分
ですがこの馬も前走は休み明けで使ったのはドバイシーマクラシック
当然そこを狙っていたはず
ルメールが騎乗する分、好走確率は上がります
昨年はべらぼうに強いイクイノックスに0.2差3着と好走しましたが
今年のほうが怖い面はある
しかも基本的にはクラシックディスタンス以上がいいと思うし
海外帰りですのでどこまで信頼できるかといったところ
3人気が予想されているのはローシャムパーク
この馬は少し見どころがあります
確かに春の最大目標は大阪杯だったとは思います
しかし、後方から道中2番手を奪い、そこからしっかり脚を使っています
この乗り方は平坦な京都にはピッタリの乗り方で
今回を意識した乗り方を戸崎騎手がしていて、
今回も同騎手が手綱を取る
GⅡではありますが2200mで強い競馬も見せており
距離に不安はない
大阪杯で輸送はクリアしているので期待が持てそうです
さて、最後に大阪杯を勝ったベラジオオペラ
春初戦の京都記念を使っていて、
このローテーションは2年連続でこのレースを勝ったクロノジェネシスと同じ
2200mを使ったのは好感が持てます
ただし...大阪杯を見ると後から来た馬のほうが脚色はよく
距離延長に不安があります
GⅠ馬になったのですが、軸にするには危険がある馬と考えています
となると本命候補になり得るのはルメールのジャスティンパレスと
一番可能性があるのは戸崎のローシャムパークではないだろうか
まだ結論ではありませんが、
本命候補で有力なのはローテーションに疑問があるも
ルメールは勝負気配かもしれないジャスティンパレスと
前走は今回を見据えたレースだったかもしれないローシャムパーク
この2頭と睨んでいます