開設73周年熊本記念競輪「火の国杯争奪戦」は4日目決勝戦 最終日を迎えました。
昨日は1日中雨で肌寒い天候でしたが、今日は穏やかな天候となりました。
第1レースの3番東矢昇太選手が出走
最終バックに後方からイン側から全員を交わし1着ゴールです。
第5レース選抜レースでは2番松本秀之介選手がホームからのカマシ先行で2着に入りました。
松本選手の初日の敗退は痛かったですが、今日まで頑張りました。
第6レースは ルーキーシリーズ 123期生の成績上位者が選抜された企画レースとなります。
熊本から7番半田誠選手と1番佐藤壮士選手が出走
二人同門となりますが、今回は半田選手が前を回ります。
打鐘から半田選手の一気のカマシ先行で後続が離れて展開が有利になりました。
後続が迫ってきたところを佐藤選手が番手から抜けだし1着ゴールです。
佐藤選手を引っ張った半田選手、男気先行で頑張りました。
場内ステージでは決勝戦に出走する選手のインタビューがおこなわれました。
嘉永 泰斗選手
今日の決勝戦は松岡選手の番手に嘉永選手、3番手に中本匠栄選手、4番手に塚本大樹選手が並び、松岡選手が積極的に逃げて熊本勢が上位独占する作戦のようですが、他のラインも強力で混戦が予想されます。
第8レース特選では5番瓜生崇智選手が1着でした
2センターからのカマシ先行で伊藤颯馬選手が前団を飲み込みライン2人をゴールまで引き連れます
最近成績がまとまらなかった瓜生選手、今回の記念では仕上げてきてたのがわかりました。
第9レースには3番東矢圭吾選手、5番伊藤旭選手が出走、1着伊藤選手、2着東矢選手でワンツーを決めました。
残り1周の早めの捲りでバックで先頭にでます。
東矢選手の粘りもよく、きれいにワンツーが決まりました。
2人とも決勝戦には上がれませんでしたが、4日間魅せるレースをしてくれました。来年は決勝で走りたいですね。
熊本競輪場内ステージでは西川親幸さんの引退報告会がおこなわれました。MCは私、田川辰二が担当させて頂きました。
今年7月に引退、58歳、37年間の現役生活でした
2943走 468勝 優勝44回 GⅢ3回優勝 G1の決勝も3回進出、日本選手権2着、3着 高松宮杯4着の実績があります。
今でも練習でロードに行ったり、現役の選手ともがいているそうです。
お客様も沢山の方々がいらして、終了後にクオカードやグッズを賞品としたじゃんけん大会もおこなわれました。
第11レース特秀レースには7番中川誠一郎選手が出走し、1着ゴールを決めました。
北津留選手のホームカマシ先行にのり、古性選手を牽制しながら番手から抜け出します。
骨折などの怪我で成績も落としていた中川選手でしたが、今回の記念では複調を期待させる走りでした、来年またリベンジですね。
第12レース決勝戦がいよいよスタートです。
熊本勢は4人が決勝進出し、前受けから6番松岡辰泰選手 1番嘉永泰斗選手 8番中本匠栄選手 4番塚本大樹選手の布陣
赤盤から誘導員から距離を置き突っ張り先行体制の松岡選手、嘉永選手が後方を見据えて牽制体制に入ります。
松岡選手の絶妙なペースで後方の選手も巻き返す事が出来ずレースは残り1周となり、2コーナー前から嘉永選手の番手捲りで1本棒の状態で最終コーナーに向かいます。
ゴール前でのデッドヒート、1着でゴールしたのは中本匠栄選手!
開設73周年熊本記念競輪「火の国杯争奪戦」を制したのは中本匠栄選手 優勝おめでとう‼️
熊本勢がレースの健闘と栄光を称え合います
閉会式と共に表彰式がおこなわれました
中本選手 記念競輪の優勝は初となり、それが地元であること、皆で4日間闘い手にした優勝だと言う事を喜びと涙で表現してくれました。
待ち構えていた地元の選手達からの恒例の胴上げ
開設73周年熊本記念競輪「火の国杯争奪戦」 熱き4日間が終了しましました。 地元勢から4人の決勝進出、中本選手の優勝、2着嘉永選手、4位塚本選手と上位を独占する健闘に応援のファン、関係者、選手は歓喜しました。
決勝に惜しくも走れなかった選手のサポートや気持ちの走りも伝わる開催でした。
2024年度 来年の6月頃には熊本競輪場が竣工され競輪開催を実施する予定です。
熊本地震からデビューした新人選手は地元開催を走れず、ようやく熊本競輪場で走れる事を待ち構えています。
来年の熊本競輪、記念競輪では新しく完成したバンクで地元選手、新人選手の奮闘する姿を観においで下さい。