娘に食物アレルギーがあるんです、という話になると、きまって言われるのが。
「食事に気を使って大変でしょう」の一言。
多分ね、卵とか、牛乳とか、小麦とか、大豆とか、多品目のアレルゲンがある人は大変なんだと思う。
でも、落花生って、基本的に、卵や小麦みたいに何にでも入っているものではないので、怪しいところ(カレーやシチュー、ハヤシのルーや、ごまだれ類、中華料理やアジア料理、菓子類)を抑えておけばいいし、基本落花生なくても調理が成立するので、まあそんなに大変じゃないんですよ。自宅調理の場合。
(ま、原材料確認はしますけど。でも、入ってないものをいくらでも買えるから、自宅調理に困らない)
外食したらいちいち確認しますけどね。
もちろん、アレルギーがない人に比べたら、そりゃ、気を使ってるけど。
でも、そんなに大変ってことはないんですよね、今の時点では。自宅内では。
これから小学校とか行き始めたらまた別なんでしょうけど。
ただ、ただ、食事で気を使うより、もっと別の問題があるんですね。
ソバ、落花生に固有の問題として。
微細粉末の吸入や接触でもアレルギー反応を起こす場合があるということがあるんですね。
(ちなみに、卵や、小麦でも微細粉末の吸入や接触で反応する人はいるそうです。落花生やソバほどの確率ではないそうですが)
微細粉末の吸入って、すなわち、自分が食べてなくても、まわりでモフモフとアレルゲンが立ち込めたら、アウトなわけです。
たとえば、ソバアレルギーの人が、そばうちをしていた部屋に入って反応しちゃったり。
たとえば、落花生アレルギーの子が、落花生で豆まきをした後の教室に入って発作を起こしちゃったり。
ちょっと微細粉末の吸入とは違うんだけど、ピーナッツバターを食べたBFとキスした女の子(ピーナッツアレルギー持ち)がアナフィラキシーで死亡してしまったり。(吸入じゃないけど、接触量はごく微量のはずなのに、転帰は死亡)ピーナッツ食べたお父さんと手を繋いだ子供がアナフィラキシーおこしたり。
そんなことが起きるんです。
自分がアレルゲンを食べないというのは、きちんとコントロールすればどうにかなる問題なんですが(もちろん、完全にコントロールしきれないのが怖いところなんですが)。
吸っちゃう、しらないで触るのは、自分ではどーやってもコントロールしきれない部分があるんです。自分のしらないところで、モフモフ周りがしちゃったらどうにもならないので。
さらには。
食物アレルギーという言葉が悪いんでしょうが、「食べなければ大丈夫=吸ったり触ったりしても大丈夫」って思われちゃうんので、周囲もそれほど気づかないのですよね。
ひめっちの保育園は、今週、いも掘りに行くことになっていまして。
行く先は、落花生を名産とするエリア。
気になった私は、園長に「行く先で落花生を栽培しているか、確認したいので、私から直接連絡をとってもいいですか?」と確認したところ。
園長 「…え?あれ、食べなければいいのでは?」
私 「ええ、ヒストリーから考えて、おそらく食べなければ大きな発症はないと思いますし、微量吸って大きな反応がでるレベルではないと考えていますが、一応吸入も避けるようにしているので…。
もっとも、栽培については、葉や茎は触っても大丈夫で、実・花粉に触れなければ大丈夫なのですが、万一近くに収穫した落花生が積まれていたりするようであれば、対策を検討したいので」
園長 「あらー、そうですか、食べなくても、触ったり、吸ったりするのも気をつけなければいけないんですねー」
…まあ、一般的な認識って、多分この程度なんですよね。
幸い、行き先の農園の方はとても親切に教えてくださり、落花生は同じ農園で栽培した経験がないこと、ただし近隣では落花生の栽培の可能性があること、ただ見える範囲には積まれていないこと、柵があり子供は農園内の限られたさつまいもエリアにしか立ち入れないことが判明したので、今回、ひめっちは無事いも掘りに行けることになりました。
先生も、念のため傍にいるようにして、ひめっちが他を触らないように気を配ってくださるそうです。
私からも、ひめっちには、落花生の豆、殻、茎と葉の写真をWebで探して見せて、これらには絶対に触らないように言い聞かせる予定です。
(もちろん、本人は今まで、栽培されている落花生の現物など見たことがないので)
無事、楽しんできてくれるといいなと思っています。