ドイツでサイフを盗まれました。 | きじょか@英語コーチ team-english-blossomsのブログ

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中学英語で自己表現を楽しむ♪
英語講師歴14年、英語とドイツ語を習得した沖縄在住英語コーチが、コミュニケーションのための英語力を身につけるための情報を発信しています☆

シンプルだけどパワフルな

中学英語で自分を表現し、

コミュニケーションを楽しむ

英語を教える沖縄在住の

英語コーチ、きじょかですハイビスカスキラキラ

 

 

 

 

 

 

「すみません!

 

 さっき駅のホームで財布を盗まれました!

 

 リュックのポケットに入れてたんですけど、

 さっき見たらなくなってました!

 

 電車割引のカードも取られました!

 銀行のカードも入ってました!

 

 どうしましょ??

 どうしたらいいですかっ!?笑い泣き

 

 

 

 

 

 

大学3年の冬、

新年早々の出来事でした。

 

 

 

場所はドイツ、ハノーファーの駅 ドイツ

 

当時私はドイツに2度目の留学中。

 

 

 

首都ベルリンに住む、高校時代に

お世話になったホストファミリーと

一緒に楽しく年末を過ごした後クリスマスツリー

 

 

冬休みを利用して留学先のイギリスから

遊びに来ていた日本人の友人と一緒に

私が通う大学のあるオスナブリュック

という小さな町に帰る途中でした。

 

 

 

 

ドイツ

 

 

 

 

ドイツ語力ほぼゼロで挑んだ1回目の

留学で「生き地獄ゲロー」を見ていた私は、

極度の語学コンプレックスを解消すべく、

リベンジとして2回目の留学を決意。

 

 

ちゃんと基本文法なり単語なりを勉強して

留学に臨んでいました。

 

 

 

 

ホストファミリーに頼りすぎないよう

ベルリンは避け、小さな田舎町の大学を

選び、それなりに大学生活を楽しんで

いました。

 

 

 

1回目と比べれば語学力がついていた

とても平和な生活でしたが、

 

 

ことスピーキングには、

「見栄」や「恐怖心」などの

語学学習者あるある心理的抵抗”が

それはそれは根強く残っており、

 

モヤモヤは常に抱えていました。

 

 

 

 

 

「外国語話してる時の自分って、

 日本語話してる時の自分と違いすぎるもやもや

 

 

 

 

日常生活には不便がなかったとは言え、

自分をうまく表現できないストレスは

ずっと気になっていたのです。

 

 

 

「でもこれほんとは、

 語学力じゃなくマインドの問題だよな」

 

 

 

チキンな自分に

人知れずひとり嘆息していました鳥

 

 

 

 

 

そうこうするうちに年は暮れ、

 

個人的にはドイツで一番大好きな

クリスマスシーズンがやってきましたイエローハーツ

 

友人も遊びに来てくれて、

大都市ベルリンで楽しい年末年始を

過ごしていた・・・最中だったのです真顔

 

 

 

 

 

 

ここで、サイフ盗難悲劇発生直前の

私と日本人の友人の駅でのやりとりです。

 

 

 

 

私 「ドイツってさ、めっちゃ安全なんだよ。

   財布とか、リュックのポケットに入れてても

   全然盗まれないよ~~上差し

 

 

友人「へ~そうなんだ~目

 

 

 

 

ドイツの治安について自慢げに話した後、

リュックのポケットから財布を取り出し、

ATMで100ユーロ下ろし、

また同じ場所に財布を戻して。

 

 

 

それから10分も経っていなかったでしょう。

 

 

冒頭の展開です。

 

 

 

 

 

終わった・・・チーン

 

 

 

 

 

 

海外でのスリの話などはよく耳にしますが、

いざ自分の身にふりかかるとパニくるもの。

 

 

日本でもこんな経験はしたことがなく、

「君子、危うきに近寄らず」がモットーの

君子気取りの私には、類似のピンチ体験は

ほぼゼロでしたえーん

 

 

 

 

 

「ワタシトシタコトガ~~~~~~!!!」

 

 

 

 

 

自らの愚かさを猛省しつつ、

「そんなことをしている場合じゃないぞ」ハッ

とふと我に返り、現実問題と直面します。

 

 

「友人を連れて無事に今日帰宅するには

 どうしたらいいのだっ!?」

 

 

 

  • 手持ちの現金がゼロ

  • キャッシュカードもない

  • 電車チケットの割引カードもない

  • 友人に迷惑をかけたくない

  • 頼れる人がいない

 

 

 

一瞬泣きたい気持ちになりましたパック

 

 

 

当時、経済的にカツカツの生活をしており、

 

ATMで下ろしたばかりの100ユーロが

なくなったことがそもそも大打撃札束

 

割引カード(Bahnkarte)を車両内で提示する

という条件で購入できた2名分の電車チケットも

 

割引カードが盗まれたため無効となり

差額分を追加で払わないと乗れない札束

 

 

 

 

 

ひぇぇぇぇぇぇゲッソリ

 

 

 

 

 

しかも財布には銀行のキャッシュカードも

入っていた・・・これ、止めなきゃじゃん!?

 

目?どんなすんの??なんか難しくない??

 

銀行に電話すんの・・・目?めっちゃイヤ。

意思疎通できる自信なし。ムリムリムリ!!!

 

めっちゃイヤ!うわ~~誰か助けてくれ~~~

 

 

脳内が3秒間パニック。そして、

 

 

 

 

 

 

「おまえしかおらんだろーーーー!!」

 

 

 

 

 

 

最高性能のコンピュータである私の脳が

あまりにも自明すぎる結論に達しました。

 

 

 

そしてその瞬間、

私の中でスイッチが入りました。

 

 

 

 

「やるしかない真顔

 

 

 

 

 

つい3秒前にあふれる直前だった涙が

まるで引き潮のように引いていきました。

 

 

 

 

友人を連れて速足で交番に向かいました。

そしてもうアドレナリン任せで、

警察官に冒頭の内容を伝えました真顔

 

 

 

相手の警察官は冷静にその時の状況や

犯人の心当たりなどを質問してきました。

私はひとつひとつにちゃんと答えて、

この後の展開次第で、なにがどんな流れに

なるのかも確認しました真顔

 

 

 

現金やカードはもちろん、財布自体が

見つかる可能性が低いことも知りました。

また銀行のカードについては、電話で

無効にするように指示され、即実行真顔

 

 

 

電話口で聞かれたドイツ語の質問事項に答え、

あっという間に手続き完了でした笑い泣き

 

 

 

「とにかく被害は100ユーロで収まりそうだ」

ひと段落ついた瞬間、ものすごく安堵しました。

 

 

 

そして無事に電車のチケットを買い直して

(お金どうしたんだっけな?忘れてるw)

友人とともにオスナブリュックへ帰ることが

できました。

 

 

 

 

「やればできるじゃん目

 

 

 

 

 

 

自分が話したドイツ語は思い出せませんが、

その時の自分の感情の変化は

今でも本当によく覚えています。

 

 

 

 

盗難に気付いた瞬間は、

 

「この状況はやばいぞ。非日常すぎる。

 私の知らない単語がいっぱい必要そうだ滝汗

 

と予感して

 

「無理無理!できるわけないし!無理~~ゲッソリ

 

反射的に本気で委縮しましたが

 

 

 

 

背水の陣を余儀なくされ、

 

 

いざ腹を決めてリングの上に上がると真顔

(こんな比喩がぴったりな状況でした)

 

 

口から出るわ出るわ、ドイツ語ニヤニヤマイク

 

 

 

 

知っている単語と基本的な文法、

どこかで見聞きして知ってはいたような表現も、

 

頭の中のどこに埋もれていたのか存じませんが

合っているかどうかに関係なくバンバン使って、

 

とにかく状況を伝えることに

全力を出しきりました。

 

 

 

 

 

あの時の自分の雄弁さは、自分でも

知らない自分の一面を見たようでした。

 

 

そして語学に対する私の考え方を

一気に変えてくれました。

 

 

 

 

「基礎力の応用範囲は実に広い」

 

 

「その気になれば、実力は引き出せる」

 

 

「実力を発揮した経験は、自信になる」

 

 

 

 

この3つの確信は、

私が見栄や恐怖心に打ち克っていくための

キャリアと人生の指針になっています。

 

 

 

この経験をした後、社会人となり、

独学で英語の4技能を磨いていく過程でも

「飛躍のタイミングだ」と判断した時には

勇気の原理として心の支えにしてきました。

 

 

 

文字通り「災い転じて福となす」。

 

 

あの財布盗難の一件は、

追い詰められた私の中に蓄積されていた

基礎力をマックスまで引き出し、

スピーキングスキルを飛躍させました。

 

 

 

今振り返っても、あのタイミングで

私の会話力には、明確な断層ができています。

その結果、私のマインドはすっかり

変わってしまいました。

 

 

 

この一件の後、自分のドイツ語力に

「まんざらでもないな」という自信を得た

私の留学生活は、交友関係はもちろん、

アルバイトや4大学合同ゼミ合宿でのプレゼンなど、

活動範囲が広がり、ますます充実していきました。

 

 

 

「知っている」を「使える」レベルに

上げることの、真価を実感した経験。

 

 

これはもちろん、ドイツ語に限った話ではなく

英語にもそっくりそのまま当てはまります

 

 

 

 

「英語は学校で習ったっきり

 もうずっとさわっていない。

 でも話せたら、どれだけ経験できる

 世界が変わるのだろう?うーん

 

 

 

そんな好奇心を、大切にしてくださいねキラキラ

 

英語は見える世界を変えますし、

 

世界を見るあなたを変えてくれます。

 

 

 

みなさんも、

財布を盗まれる経験をせず真顔

 

賢く安全に英語の基礎文法を習得して

コミュニケーションでフル活用できるように

なってみませんか?食パンキラキラ

 

 

 

 

 

 

 

英語を話せる自分、

英語で自己表現できる自分、

英語のコミュニケーションを

楽しめる自分になりたい。

 

そういう人を、応援していますキラキラ

 

 

 

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