シンプルだけどパワフルな
中学英語で自分を表現し、
コミュニケーションを楽しむ
英語を教える沖縄在住の
英語コーチ、きじょかです
「先生、おかげで英語がよく
聞き取れるようになりました」
リスニング対策授業後に
ある生徒が話しかけてきました。
「へっ!?どーゆーこと!?」
開口一番の私のセリフです。
「お前こそ、それどーゆー反応だよ?」
と思いますよね。
いやはや、これには深い訳があります。
だってその生徒、ハーフだったのです
母親が英語圏出身で、家庭でも英語を
使っていました。バイリンガルです。
英語、しゃべれたんですよ、そもそも。
そんな生徒の、思いがけない発言に
素直な私は素直にビビったわけです。
日本育ちとはいえ、
家庭で日常的に英語を使う人がなぜ、
「英語がより聞き取れるようになった」
と言ったのか?
理由の詳細はいまだにナゾですが、
(解明しなかったんかい)
そのリスニング対策授業で
何をしていたかは分かりますので
(そりゃーね)、
今回はそのお話をシェアしたいと思います
もったいぶらずに結論から申し上げます。
当時私がリスニング対策で
主に行っていたことはズバリ、
「ディクテーション」
聞こえてきた英文をひたすら書きとる
という地味なトレーニングです。
その主な目的は
「英語の音が聞き取れるようになる」
音声知覚のトレーニングです。
もちろんこれだけではなく、
・精読
・音読
・オーバーラッピング
・シャドーイング
これらの練習も組み合わせるのですが、
英語の音の聞き取り訓練には、
ディクテーションの効果は絶大です。
私の推奨するディクテーションは
テキスト内の空欄に入る語だけを
書き取るディクテーションではなく、
全文書き取るディクテーションです。
かなりのスパルタ・高負荷です。
(引かないでくださいまし)
私のディクテーションのポイントは
①音に全力集中(最優先)
= スペルはどうでもいい
= なんならカタカナでいい
②どうしても聞こえないところは
文法・文脈から推測せよ
まあ、音の聞き取り練習法はいろいろ
ありますが、私は「漫然とやれない」と
いう状況を必ず作るようにしていました。
分からない単語や文法があっても、
「できな~~い」と言い訳せずに
やれるタスクです。
なにせ音を書きとるだけなので。
また「やったつもり」という曖昧さがなく
「書きとったか?書きとらなかったか?」
という結果がばっちり可視化されます
自分の弱点がすぐに突き止められ、
すぐに振り返り&対策が講じられます
シャドーイングだけにすると、
「録音して振り返る」というストイックさが
ないと、ここがうやむやになりがちでした。
なのでこれは基本、宿題で行ってもらって
いました
最初はみなさん「はやいーーー」と
若干パニックになりながらスタートを
切りますが、
やっている内にだんだん集中力が高まり、
競争心もかき立てられ、
「絶対聞き取ってやる」という
前のめりの積極性が出てきて、
全身で音を聞き取りにかかります
(ふふふ、みなさん私の思うツボ )
中上級者になると、文法的な観点から
聞き取れない部分の英語を積極的に推測し
意味理解の練習に自然と移行していきます。
そして答え合わせです
全力で能動的に聞き取りをした後に、
リンキング(連結)やリダクション(消失)
などの解説を聞き、それらを音源の中で
確認できると「なるほど」という納得感で
音声知覚のスキルはもちろん、
学習のモチベーションもより高まるのです。
かくして、例えばTOEICのリスニングが
400点を超える生徒たちも少なくなく、
満点を取る生徒たちもいたわけなのですが、
件のバイリンガルの生徒も、彼女なりに
なにか「耳の革命」が起きたのでしょう。
そして自分でも「おお」と感動し、
報告に来てくれたのだと思います
そんな効果的なディクテーション。
英語の音の聞き取りに苦戦している方は
ぜひ一度お試しください
最初はスマホなりパソコンなり、
音源を流してくれる機材を叩き壊したくなる
かもしれませんが(暴力反対)、
2~3か月くらい続けると、
音の聞き取りが急に楽になり、
意味理解に集中できるようになりますから
未来は明るい
英語を話せる自分、
英語で自己表現できる自分、
英語のコミュニケーションを
楽しめる自分になりたい。
そういう人を、応援しています
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きじょか@英語コーチ