英検１級に合格した、ひとりで楽しくできる単語暗記法 ～私の英語学習：単語編②～

シンプルだけどパワフルな

中学英文法をフル活用して、

自分を表現し、

コミュニケーションを楽しむ

英語を教える沖縄在住の

英語コーチ、きじょかです。

先日、中学校から英語を始めて、

独学でTOEFL ITP550を取るまでの

単語暗記法についてご紹介しました。

『独学でTOEFL ITP 550までの単語学習法　　　　～私の英語学習：単語編①～』

今回はその続きで、

社会人となり、英検１級に合格する

までの単語暗記法をシェアしたいと

思います。

みなさまの参考になれば幸いです

英語講師を始めて２年目、

英検１級の受験を決め、

初めて「自発的に」単語帳を

使って勉強をしました。

「見たことない単語ばっかだ」

初めて１級の過去問を見たとき、

げんなりしたのを覚えています。

「単語帳がないと勝てない」

そう直感し、観念しました。

というのもその前年、

準１級受験の時にも

単語帳は購入しましたが、

どう活用したものか

いまいち分からず（！）

結局CDだけ流しっぱなしに

していたからです

準１級はそれでも

なんとかなりましたが、

「今回はさすがに無理」

と、書店でキクタンを購入。

キクタンを選んだ理由は、

今回も必ず使うであろう

音源が楽しそうだったから

実際私は好きでした(笑)

（好み分かれますよね）

キクタン購入後、

我流で単語帳を使うに当たり

1. 利用目的
2. 勉強時間
3. 勉強方法

の３つをとりあえず決めました。

どうせうまく使えないだろうと

無理して背伸びせず、

できるだけシンプルにしました。

単語帳利用目的：

1. 文章の大意がとれればOK
2. 語い問題正答率７割くらいでOK

勉強時間：

1. 実家の手伝いの合間（1日20分ほど）
2. 通勤中の車内（1日20分ほど）

勉強方法：

1. 1日1セクションずつ
2. 日本語訳だけ最低１つ覚える
3. 上から順に知らない単語をチェック
4. 覚えるまで何周も見る
5. なかなか覚えられないものを書き出す
6. 書いたり発音したりして頭に叩き込む
7. 車内ではひたすらCD聞き流し
8. 気が向いたら一緒に発音する

このように淡々と進めました。

実は当時、

朝から午後：実家の手伝い（肉体労働）

夕方から夜：塾で指導・管理運営

のダブルワークで、週休０でした

勉強時間の捻出は大変でしたが

とりあえず毎日安定確保できる

時間を選択。

最初は知らない単語が多すぎて、

「見覚えあるな」という状態に

もって行くまでが苦しいのですが、

そこまで頑張れば慣れてきて

だいぶ気が楽になります。

このようにして試験本番までに

単語帳の７割くらい覚えたと思います。

「顔見知り」の単語が増えました。

熟語は確か準１の時と同じく

ノータッチです。

（ここは戦略的に捨てました）

「…フツーじゃん？」という声が

聞こえてきそうな方法かもですが、

実は！私が好きで今でもよくやる

地味な暗記方法を加えていました。

そしてこの方法に、学術的な名前が

あると知ったのはつい最近です(笑)

その名も、

「想起練習 (Retrieval Practice)」

文字通り、覚えたことを

ただ「思い出す練習」です。

当日や前日に覚えた内容を、

一日の終わりや数日後に

「適当に10個、思い出してみよう」

と、一人でテストするのです。

そもそもどんな単語覚えたっけ？

から思い出すのがなかなかの負荷！

でもだからおもしろんですよ

想起練習をするタイミングは

単語を暗記した直後ではなく、

「数時間～数日後」に、というのが

ポイントなようです。

「思い出す」という作業は、

それ自体が記憶保持に効果的な方法

らしく、確かに、

私が生徒たちを教えた経験からも

暗記には効果的だと思います。

単語テスト、結構人気なんですよ

社会人で独学だと、自分で自分に

テストを作成するのは手間ですし

疲れているときなど手も伸びません。

一方この想起練習は、

家事など何かをしている最中や

シャワーの間にすぐできますし、

手元に何もなくてもできます。

思い出せたら嬉しくなるので

モチベーションも維持できます。

（個人的にここは外せません）

赤シートを使って覚えると

文字通り「丸暗記」してしまって、

単語の並びやページ内での記載位置で

覚えてしまう人には、記憶の客観評価

ができるので、特におすすめです。

遅ればせながらの単語帳デビュー。

このようにアレンジを加えて、

無理なく活用できました

「想起練習」を加えることで

文脈なしでたくさんの単語を覚える

という関門を見事突破したのです

とはいえ(笑)、

記念すべき英検１級の初受験は

英作文の対策不足で不合格

でも単語帳のおかげで、

「単語が分からなくて苦戦する」

という状況は、回避できました

２回目で英検１級に合格した時も

同じやり方で勉強しました。

これに加えて、

英作文添削を依頼した家庭教師の先生に、

単語テスト作成も毎週お願いし、

適度なプレッシャーを導入して

更なる記憶の定着を図りました。

古典的「想起練習」ですね

そしてこの方法は、その約10年後、

「TOEFL受けるかも」

という時にも、改良を加えて採用。

（TOEFLは結局受けませんでしたが）

自分の中では、試験対策では定番の

スタイルとなっています。

ここから得た私の学びは、

単語帳を使った単語暗記には

「想起練習」の併用がオススメ

お手軽かつ有用だと確信している次第です

すぐできる方法なので、

みなさんも是非、英語学習に

取り入れてみてください＾＾

ゲームみたいで楽しいですよ♪

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きじょか＠英語コーチ

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