ちょうど今週のメルマガで、お賽銭の質問に答えたところだったんですが
そのタイミングで、今朝の地元朝刊にこんな記事がありました。
お世話になってる仙台八坂神社さん
あららら、Yahoo!ニュースにもなってる
すごいねビックリ
こちらの仙台八坂さんは、
僕も昨年のりらく12月号の取材もして、仲良くさせてもらっている神社です。
※ちなみに今年の夏まつりでは、ワカさんが特別協賛して花火をプロデュースするんです。打ち上げ花火、あげます
(7月27日土曜日の夜です。お祭りなのでどなたでも見られますよ~。お近くの方はぜひ)
さてさて。
今回、仙台八坂神社さんがこのような取り組みを始めたのも下記のような理由があるんです。
メルマガのQ&Aの一部を抜粋しますね。
ちょっと現実社会の話になって恐縮なんですが、神社の御賽銭を金融機関に預け入れるのにも、手数料がけっこうかかるんですよ。
その上、令和4年1月17日から、これまで無料だったゆうちょ銀行でも手数料がかかるようになってしまった。
これで、神社の御賽銭をゆうちょ銀行に預け入れる時に手数料が発生し、その金額によっては『赤字』になることもあるのです。
具体的には、
1~50枚 無料
51~100枚 550円
101~500枚 825円
501~1000枚 1100円
1001枚以上 500枚ごとに550円加算
という感じ。
ちなみにこれは小銭の額に関係なく、枚数で決められます。
だからつまり、1円玉が1000枚あると、100円の赤字になるという具合なんです。
神社さんでお話を聞くと、神社本庁からも「なんとかしてくれ」と訴えてはいるらしいですが。
どうにも対応してもらえていないらしく。
神社社界でも経営を圧迫する一つの要因となっているのです。
実際に出雲大社でもホームページでも、次のような文章を掲載しています。
─────出雲大社ホームページより(ここから)─────
お賽銭を5円にすると「ご縁がある」とか、「二重にご縁があるように」と25円、「始終ご縁があるように」と45円、「これ以上の硬貨(こうか=効果)はない」と500円などと、ガイドの方がおもしろおかしく話を作って案内されるのを聞くことがあります。
これは、まったく根拠のないおもしろおかしくしようとの“ためにする”語呂合わせにすぎません。
大切なのは神様に対して真摯な気持ちでお祈りをし、その気持ちをもって日々の生活を送ることです。
祈りの心はお賽銭の金額によって、まして変な語呂合わせで左右されるものではありません。
─────出雲大社ホームページより(ここまで)─────
ちなみに仙台八坂神社では、能登半島地震の義援金を募ったところ。
募金箱に入れられたお金を金融機関から送る際に、小銭の枚数分手数料で目減りしてしまうという事態にもなったそうです。
(純粋に集まった分をそのまま送れない)
他の神社さんに聞いても、お賽銭を預け入れる手数料でだいぶ目減りすることで。
特に「縁起のいい五円玉を」という人が多いと、極端な話、ゆうちょ銀行では
5円玉×100枚=500円
手数料 100枚で550円
と、50円の赤字になってしまいます。
(1円玉や5円玉ばかりだと、預け入れる小銭の手数料が、その額を超えてしまう)
そんなわけで、仙台八坂神社さんでは、
・両替をしてできるだけお札に替えて金融機関に預けられるようにする。(預け入れ手数料の節約)
・近隣の住人や商店、企業など、お釣りで小銭が必要な人たちにも役立ててもらえる。(金融機関でかかる両替手数料の節約)
そんな、お互いの利益のために思いついた取り組みなんだそうです。
(等価交換で利益は発生しないので、収益事業にはなりません)
良い取り組みだと思いますよね
そんな事情もあって、僕は最近、1円や5円はお賽銭では入れずに、できるだけ大きな額を入れるように気を付けているんです。
100円玉や500円玉をね。
場合によっては1000円札入れることもあります。社務所に「お納めください」って初穂料包む時もありますよ。
それが神社さんへの配慮であり、神様のために有意義に使ってもらえる感謝の形になると思っています。
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能登半島地震災害義援金を届けてまいりました。
賛同してくださった方々に御礼申し上げます。
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今日もご愛読ありがとうございました!