今日の仙台は曇り
もう少ししたら雨が降り出しそうな空模様です。
さて。
僕は昨日、例年通り仙台荒浜の慰霊塔へ足を運びましたが……
帰宅してテレビをつけると、どの局でも13年前の話題を取り上げていましたね。
その間も全国で多くの災害があったのに、こんなに特集している。
それを見て、あの東日本大震災というのがいかに甚大な災害だったか改めて思い知りました。
13年も経つのにね……いや、本当に凄まじい災害だったんですねえ。
「最後の乗客」を観た時も思ったんですが、
あの頃って被災地で、得体のしれない不思議な現象を経験した方が、実はたくさんいました。
津波ですべて流されたのに夜になるとボウっと灯りがともる海辺の建物(もちろん残骸)とか、亡くなったはずの人からの声でかかってくる電話とか、背後に誰かの気配を感じるとうっすらと影が見えてふっと消えたとか……。
そんな現象が実際にあり、僕らもたくさん聞いたんです。
で、僕のこの作品でも取り上げていますが、
登場人物であるアキラの体験も、実際に経験したことをもとに書かせてもらったものです。
どんな不思議な現象だって、生きている人が再び動き出せる「きっかけ」になるならば、僕はそれでいいと思うんです。
だって生きていかなきゃならないんだから。
そして、そんな「きっかけ」を人に与える作品が、世の中にいっぱい生まれればいいなと思うんですホント。
僕だってそういう強い気持ちで、
「龍神と巡る命と魂の長いお話」を書いたし。
堀江貴監督の「最後の乗客」だって、そんな力をもらえる作品です。
僕はいつも読者に「届け届け」と念じながら、全身全霊で書いています。
妻は見えるひとでした、だって、
帯にあるように、
「神様、世界はこんなにも素晴らしい!」
と感じてもらえる物語を作りたいと思って、気持ちを込めました。
僕の産土神である五十鈴神社は、気仙沼内湾に突き出すような場所に建っています。
その境内から海を眺めるたびに、
あの時のことを含め、いろいろなことが脳裏をよぎるのです。
皆さんがこれからも笑顔で毎日を送れますように。
あ、今朝の黒龍さんのアドバイスはなかなかの反響ですね
大変なこともあるけれど、少しでも気持ちが楽になるのが一番です
能登半島地震災害義援金を届けてまいりました。
賛同してくださった方々に御礼申し上げます。
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今日もご愛読ありがとうございました!