「自殺はどうしてダメなんですか？」という質問にお答えした話

先日、メルマガにこんな質問が届きました。


この方にはすでに、８月３日号のメルマガでお答えしたんですが、その後メルマガの方に多くの「納得」のお声を頂いたんですね。


で、これは多くの人が関心を持ち、そして聞きたい話だと思ったので、

ブログでも公開しようかと思います。


以下、メルマガでお答えした内容を掲載しますね。



【質問内容】

今日はガガさんに聞きたくてメールしました。
ここのところ死に関するニュースがいくつかありましたよね。それで死について考えることが増えました。
一つ目が三浦春馬くんです。
私はファンというわけではなかったのですが、注目している俳優さんの一人でした。格好よくて、仕事も充実していて、キラキラして見えました。
でも見えないところでは悩みがあったり葛藤があったり。他者にはわからないことってたくさんあるんだろうなって。
だれにでも辛いことや人に言えないことってありますよね。
私にもなかなか人に話せない悩みがあります。どうしていいかわからなくて考えるたびに涙が出てきます。
でも幸いなのが、私は忘れっぽいというか簡単と言うか。どんな悩みでも一晩寝ると解決してなくてもちょっとスッキリするんです。思い出すとまた落ち込んだりもしますが、何日も悩むということはないんです。この心の強さというかいい加減さというかは幸せなことだと思っています。
でも心の強さって人それぞれですよね。
自殺はいけないと聞きます。成仏できないとか。
ガガさんのお話を聞いていると、修行のためにこの世に生まれて来たのにそれを投げ出して、せっかく与えられた肉体を自らの手で傷つけてしまってるってことですよね。
でもどうしても自分の心で辛いことを処理できない人もいますよね。辛くて辛くてどうしようもなくて死という道を選んだ人も「悪い」ことをしたことになるのでしょうか。
そんなことを考えているときもう一つのニュースを見ました。
寝たきりの女性が医師に安楽死を依頼したというニュースです。
この医師はたくさんのお金をもらっての行為だったので共感はできません。
でもこの女性の気持ちは少し理解できます。病気が進行し自分が自分じゃなくなっていく。まわりに迷惑を掛けたくない。少しでも記憶がしっかりしているうちに楽になりたい　など…
ガガさんたちのお話を聞いていると病気になることも自分で決めて生まれて来たってことになるんですよね。でもあまりに辛くて逃げたくなることもありますよね。
それでも自ら死を選ぶことは「悪い」ことになるのでしょうか。
この二人の気持ちを考えると切なくて…
それでも向こうの世界では「悪い」ことをした人になるのてしょうか。
長くなってしまい申し訳ありません。
ガガさんに聞きたいことは
辛くて辛くてどうしようもなくて死を選ぶのは「悪い」ことになるのでしょうか。救ってはもらえないのでしょうか。
ガガさんは自ら死を選ぶことをどう考えていらっしゃるのでしょうか。



【回答】
今回のご質問については、「自殺」ということに焦点を絞って黒龍さんがお答えしてくれるようです。





黒龍です。

 

恐らくあなたは、
「そんなに辛い場合は仕方ありませんね」
と、優しい言葉をかけて欲しいのではないかと推察しますが、いかがでしょうか？
ですが、その期待には応えられません。私たちは嘘が言えませんから。
常に申し上げているように、私たち龍神は、人間のやることを良いと判断したら後押しをする。
ただそれだけです。

 

辛くて死を選ぶのは「悪い」わけではありません。
ですが、救ってはもらえません。正確には、救うことができないのです。
自殺を選んでしまった魂は、スムーズにあの世に行けずに苦しみ続けます。
そして、ようやく生まれ変わったとしても、また同じような人生（自分に課した課題）を繰り返します。
それを乗り越えるまで、何度でも何度でも繰り返されるカラクリなのです。
ですから、人間自身にとって良くないと判断し「悪い」と言っているに過ぎません。
それと、私はこれからとても大事なことを申し上げます。
自殺がどうしていけないのかというと、「周りに与えるショックがあまりにも大きい」からです。
多くの人にショックと悲しみを与える。
それがどういうことかはこのメルマガを読んでくださっている心ある皆さんなら、お分かりいただけるかと思います。
いろいろなことが起こる時代です。苦しいことも大変なこともあるでしょう。

 

だからと言って、仮に私たち龍神が、
「そんなに辛い場合は仕方ありませんね。きっと救ってもらえますよ」
などと、言えるとお思いでしょうか？
もし、そんなことを言って、
「これだけ辛いのだから死を選んでもいいよね。龍神様が救ってくれるって言うし」
と、考える人が出るかもしれないのです。
そんなことは口が裂けても言えません。
ええ、少なくても私は絶対に申し上げません。
人間は生きるために生まれてきている。
どうぞ、そのことを胸にお留めおきください。


 

黒龍さんの言葉。


自殺は多くの人にショックと悲しみを与える。

これは一般的にも盲点だったのではないでしょうか。

自殺について議論する場合、多くがその人やその人の周りの環境ばかりに目が行きがちになる。

でもね、そのことで悲しむ人や、大きな衝撃を受ける人がたくさんいるんですね。

そういう「周りの人たちの心に傷をつける（トラウマをつくる）こと」が、どういう結果をもたらすかまで考える必要があるんじゃないかと。

とてもデリケートなことだけど、僕はそう思うんです。


もちろん、この答えに反論したい人もいると思います。

それでも辛いんだ、どうしようもないんだと、叫びたい人もいるでしょう。


実際に僕らの近いところでも、そういう人がいたことがありました。

僕だって、葛藤があります。こう見えても、人の子ですから。

人間、魔が差すことがある生き物だっていうのは、よくわかってるつもりです。

それでも僕たちは、絶対に自殺を容認することはできないんです。

どんなことがあっても……。


だからね、いかに生きるかとか、なぜ生きるかとか、そういう深いところに潜り込まないでも、ただ毎日を過ごすってことだけでいいと思うんです。

そうすると、いろいろあっても「人生はちゃんと過ぎていく」から。


いい人にも嫌な人にも出会って、嬉しいこともあれば涙を流すこともあるかもしれないけど、それはちゃんと自分の中で過ぎていく。

心と頭と体に経験が蓄積されて、ちゃんと残っている。


「ただ過ごしている」だけなのに、ちゃんと経験は積んでいるんだから、もうそれだけでいいんです。


生きるために僕らは生まれてきたんだから……。


朝から少しディープなお話になっちゃいましたね。

でも、ベランダに出て外の蒸し暑い空気を吸ったら、なんだか書きたくなったんです。


鳥が鳴いてて、自転車通勤の人がいて、犬の散歩をする人がいて、子供たちが信号待ちをしていて、車がたくさん走っている。


街は動いていくんですね。


今日も、太陽が昇りましたよ。

夏ですよ。

空がきれいですよ。




今日も元気にいきましょうね。

今日も楽しく生きましょうね。


いってらっしゃい！！



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