和の心を愛する 「お金の専門家」
能登清文 です。
「1ドル160円近い円安です。 ドル建て社債を購入した場合の損益分岐点を教えてください」
とお客様からご質問いただきました。
お答えします。
利回り4%の米国債の場合でご紹介します。
こちらは5年で20%の利息収入が得られます。
分離課税は20.315%ですので、税引き後は16%です。
(米国債やドル建て社債は、米国での課税10%はかかりません)
ここで利息をドルで受け取り、償還後に円に戻した場合の損益分岐点は138円です。
損益分岐点とは、得られる利息収入と購入金額が合致し、利益も損失も生じない状態を指します。
5年運用すると、今のドルで受け取るよりもプラスになります。
もっと為替リスクを軽減したい場合は、毎年の利息を円で受け取るといいでしょう。
1ドル160円で利息を受け取っていた場合、5年後の損益分岐点は135円です。
3円、損益分岐点を下げることができます。
もしこの米国債を10年運用したとしましょう。
利回りは32%(税引後)ですので、購入が1,000万円だった場合の利息は400万円、税引後で約320万円です。
利息をドルで受け取ると122円です。
もし円が160円だった場合に毎回円で受け取ると、1ドル109円で受け取ることができます。
円が150円だった場合は112円です。
米国債は、10年以上運用すると損益分岐点がかなり低くなることがわかります。
では、もっと運用したらどうなるのでしょうか。
この続きは、こちらの動画で解説しています。
あなたの資産の為替リスクを軽減するために、ぜひご覧ください。
2023年9月15日、7作目の新刊を出版いたしました。
下の画像をクリックすると、Amazonのページに飛びます。
内容については、こちらのYouTubeでご紹介しております。
また、一昨年の著書『世界一堅実な "米ドル" 投資の教科書』は第3刷が決まりました!
ありがとうございます!
下の画像をクリックすると、Amazonのページに飛びます。
資産運用の参考に、ぜひご覧ください。