ワールドティーフェスティバル2024 | ひとときの・・・

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紅茶教室「tea♡essennce」を自宅サロンで開催しています。

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チューリップ黄チューリップ赤チューリップ紫

こんにちは。

向日市紅茶教室「tea♡essence」です。

ご訪問頂きありがとうございます。

 

もう終了しましたが、備忘録としてアップしておきます。

5月8日~5月13日まで開催されていた阪急梅田本店「ワールドティーフェスフェスティバ」に出かけました。開催初日の8日は、開店後20分着で入店しましたが、思いのほか人が少なくゆっくりと見て回れました。もう1日は、10日にセミナー受講のため再来訪しました。

 

 

 

 

祝祭広場では・・・

「今こそ知りたい!ニッポンのお茶」をテーマに

 

①和紅茶がおもしろい

②深化する日本のお茶

③茶外茶

と更に区別化して出店されていました。

 

私が今回興味を持ったのは、最近特にお茶好きさんの間で取り上げられることの多い①の和紅茶です。私の教室でもかつて「紅葉(くれは)」さんの和紅茶をご紹介しながらレッスンしたことがあります。

和紅茶の先駆的なブランドとして活躍されている「紅葉(くれは)」さんをはじめ、和紅茶専門店「レインブラントティー」・宮城県「kitaha(キタハ)」・宮崎「宮崎茶房」・山口「光浦醸造」・岐阜「東白茶寮」が出店。

 

②の深化するお茶では、玄米茶(京玄米茶上ル入ル)・阿波晩茶(カミカツティーメイト)・抹茶パウダー(THE NODOKA)・ほうじ茶(鈴木製茶)・国産ジャスミン茶(カネ十農園)・日本白茶(7T+)が出店。

 

こちらでは、阿波晩茶として名高い上勝地域からの「カミカツティーメイト」さんの初参加に私は、特に注目していました。阿波晩茶とは、弘法大師が約1200年前に、製茶製法を教えたのが始まりだとされています、プーアル茶と同じ「後発酵茶」で乳酸発酵により製茶されたお茶で世界的にも珍しく、日本には4つの乳酸菌発酵茶が現存しています。実際に試飲させていただくとさわやかな旨味と酸味があり、美味しかったです。

「7T+」の白茶も気になっていたのに、後になり、買わなかったことを後悔。10日に行った時には、既にいずれも売り切れていました。

 

③茶外茶では、和草ハーブ(カオルナファーム)・モリンガ(ミトヨモリンガ)・とうもろこし(北海道産野菜茶 ふうか)・くろもじ(さどのめぐみっ茶)が出店

 

 

 

「7T+」さんでは、阿波晩茶のジェラートを食べたのですが、ほのかな酸味と甘さがなぜか懐かしさを感じさせました。

 

 

阪急アートステージでは、

「Leaf of Cup」では、ティーベルト地帯(北緯45度から南緯36度)で生産される世界のお茶ブランドが参加。

ネパール(ジュンチャバリ茶園)・バングラデッシュ(デコラージュ)・スリランカ(スシーラティー・ミツティー・カレルチャペック紅茶店)・インド(ウーフ・モクシチャイ)べトナム(ハトヴァラ)・中国(茶樓雨香)・台湾(花咲み茶)のお茶たちです。

 

スリランカ「ミツティー」さんのテイスティングルームの様子の展示。

 

中国茶「茶樓雨香」さんは、雲南古樹紅茶や鳳凰単層老叢鴨尿香青麻園などたくさんの香り高く、美味しいお茶や可愛い茶器が勢揃い。

 

ベトナム茶「ハトヴァラ」さん、蓮茶も有名ですが、ジャスミンティーを試飲させていただきました。

 

 

阪急うめだギャラリーでは、

 

 

 

 

 

 

欧米のドイツ・英国・フランス・オーストリア・ギリシャ・デンマーク・アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド・ポーランドと10か国、19のティーブランドが終結し、お茶に合わせたスィーツや陶磁器ブランドも出店していました。ギリシャ・ポーランドなどは、ハーブティー商品がメインです。

 

 

昨年のアドヴェントカレンダーを購入した「CHAYUAN」さんはフランスの紅茶を取り扱っています。

 

そして、ドイツは、「ダルマイヤー」「ロンネフェルト」「ピュアティー」の3ブランドが出店されていました。

 

ダルマイヤーでは、ドイツ北部の「イーストフリージア」のティーセレモニーをピックアップし、ティーセットやセレモニー用のお茶の販売、またセミナーでもデモをやっていらっしゃったよです。

 

 

 

今回、初出店のドイツ「ピュアティー」さんは、パッケージもカラフルで一度試してみたい紅茶です。

 

 

ドイツからは、ローゼンタールやフッチェンロイターなどの陶磁器ブランドも参加。

 

 

そして、10日には、「和紅茶の歴史」のセミナーにブラッシュアップのため、参加させていただき、和紅茶の現状と未来についての見通しのお話までうかがい、とても興味深かったです。

企業の大きな資本が入るわけではなく、個人の小農家がそれぞれの味のお茶を作っており、地域ごとにまとまるということがないため、更に混沌としていくだろうとの見通しに頷けました。職人気質で皆プライドを持ち、信念の元、作っているためまとまらないし、それぞれの味のまま和紅茶は、進化していくのでしょう・・・神奈川県レインブラントティーの森本さんは、わかりやすく話も上手で、誠実な人柄がにじみ出ていてファンになりました。こちらで扱われている和紅茶で人気の高かった「香駿」・日本のウバか?と思うような味わいの「べにひかりautumnal」を手に入れました。

セミナーで試飲させていただいたのは、今回レインブラントティーさん一押しの「牧之原山本園」の「べにふうきautumnal」です。たくさんの質問にも誠実に答えておられました。楽しい充実した時間でした。

 

いつも思うのですが、阪急梅田本店の催事は日本一だと思うのです。ひとかたならぬスタッフさんの努力の賜物でこれだけ多くの、しかも海外からの専門家の招聘や専門店を集めての開催は、他にないと思います。本当に素晴らしい。