つれづれ 9 おとなの冒険??? | ティーチみやぎの「活動ブログ」|自閉症の子どもの自立支援

ティーチみやぎの「活動ブログ」|自閉症の子どもの自立支援

宮城県仙台市を中心に、ティーチプログラムを活用して自閉症の子どもの自立支援を行っております。アメブロには、日々のティーチみやぎの日々の活動を記録して参ります。

 先日教室近くの与兵衛沼のそばの水田跡地をハル(犬)を連れて散歩していると、小川のほとりで4人づれの若い男女に出会った。二人が虫とり網を持って小川をのぞいている。すると大きな声で「やったー」と一人が叫び、喜び合っている。よくみると二人は協力して小魚をすくっていたのだ。他の二人も集まって大騒ぎ。すぐそばを私が通ると、大声の主が「30にもなってはしゃいでしまった」と照れ臭そうにつぶやいた。そんな光景に私は小さな感動を覚え、4人と一緒に網の中の小さな獲物を見合った。      そういえば数年前、私にも子どものようなどきどき感があった。あれは数年前の仙台七夕前夜祭の花火祭りの日、当時50代最後の夏、全身麻酔での検査入院5日目。部屋には入院歴の豊富な30代の若者A、70代でも少年野球の監督をしているB、そして私の3人。私だけは検査数日後なので夜の移動は禁じられていた。AとBはもう元気に歩いていた。そんな時Aが「今日は花火大会。病院の南の棟に行けばよく見れる」と言った。私たちは「見たい、見たい」と同意した。Aは「いつもの廊下を通ると見つかるので、秘密の通路を通って行こう」と提案した。それにはまず始めにナースステーションを通らなければならないので、3人でトイレに行くふりをして時間差をつけて通過。次はA以外誰も知らない関係者以外立ち入り禁止の通路、狭くて薄暗い、大丈夫だろうか?看護士さんに見つかったら終わりだ! この年にしてハラハラ、ドキドキ・・・・・  これっていたずら? 冒険?  Aの誘導で夜の通路をいくつも抜けて南棟に到着・・・。そこのはもう10数人が集まって花火を見ていた。私たちも南の棟に成りすまして見ることができた。      

   30代と50代?、70代のいたずら3人組、帰りも時間差をつけて自分たちの部屋に戻ってきた。無事生還!! はたして当直看護師さんは知っていて、3人を見逃したのだろうか? それにしてもこんなハラハラ、ドキドキの行動、スペクトラムの子ども達にはどう見えるのだろうか?