ジャファケーキ | Cha Tea紅茶教室の教室風景

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Cha Tea紅茶教室で講師をさせていただき、ChaTea紅茶専門店ではお菓子製造を担当させていただいています。

Cha Tea 紅茶教室の講師有田りつえです。

英国菓子の本で面白ネタでよく紹介されているマクビティのジャファケーキ(jaffa cake)。
みなさん食べたことありますか?ケーキという名前がついているのですが、見た目はチョコレートのかかったビスケットのように見えます。


英国人にとってビスケットは国民食であって、日常のティータイムには欠かせないものです。しかし、その種類によっては税金がかかったりかからなかったりします。区別としては生活必需品は非課税で、贅沢品は課税対象です。

チョコレートは菓子類に分類されるので、贅沢品で課税対象。ビスケットとケーキは、パン類に分類されて生活必需品なので非課税です。

チョコレートのかかったケーキでも、ケーキである限りパン類に分類され非課税なのですが、ビスケットにチョコレートがかかっているものは、チョコレートにビスケットがついているとみなされ、チョコレート菓子と分類され課税の対象となります。

このジャファケーキは課税の対象となり、税金を払っていたのですが「これはケーキだ!」とマクビティが裁判を起こし、見事勝利します。ビスケットは古くなるとやらわかくなり、ケーキは古くなると固くなります。ジャファケーキは時間が経つと固くなったので、ケーキと認められたのです。



本を読んでは、どんなお菓子なのだろう?と食べたことのない私は興味津々でした。それが、
先日のベイクオフの時の賞品の一つに入っていていたのです。

ビスケットのようなサクサク感はなく、ブッセを少し硬くしたようなしっとりとした食感でした。中にオレンジのジャムが入っていて、ジャムの酸味とチョコレートのバランスが良く、想像していたよりも甘くなく何枚でも食べられました。

食べた感じ、ビスケットではないのですが、日本人の感覚だとケーキでもないような・・・

食べたことのある方は、また、興味を持って食べてみたい!と思われた方は、アマゾンで購入できますので、ぜひお試し下さい。