ひなたぼっこの経済談義 -8ページ目

株主総会は娘さんの社長側の勝利で終わり、大塚会長は取締役から退任となりました。

近年の株主の機関投資家やファンドなどは、久美子社長の経営方針を選択したわけです。富裕層を

ターゲットとした会員制という会長の戦略を旧いと感じたようです。


同族経営は企業の成長段階ではにそれなりに力を発揮します。しかし、上場を実現した以降は、「同族ではない株主」の評価に耐えうるやり方に変えていかねばなりません。

成功者によく見かけることですが、「成功を実現したやり方」を捨てられず、新たな経営戦略を打ち出せなかったということでしょうか。


さて、勝利した久美子社長ですが、早速いばらの道が待ち受けています。今回の騒動の後始末です。

まず傷付いたブランドを修復し、離れていった顧客対策です。さらに、会長側に付いた従業員を含め、

働き手の気持ちの一体化です。


でも最も大事で難しいのは、これからの業績回復です。来年の株主総会までに株主が納得する数字を示さねばなりません。

国内需要だけでは売り上げは静かに減っていきます。またライバルとの競争も大変です。


店舗網の見直しというデイフェンスだけでは限界があります。今話題の「外国人消費者」を取り込む知恵、例えば帰国後まで注文した高級家具を配達するなど、社員から様々なアイディアを出させることです。


「終わればノーサイド」で「一丸となった新大塚家具」に変われるかどうか、

久美子社長の「上場会社の経営者」の手腕が試されることになりそうです。