日経平均株価がとうとう2万円になりました。ここから買うべきか、それとも売る?べきか迷うところです。
私のディラー経験からお話しします。一番いやな思い出は、上がってから買ってしまったことです。これは、投資に最も禁物の「欲と無知」のなせる業でした。でも夢に出てくるのは、ある大相場で、意地を張って、上昇を指をくわえて見ていたことです。「相場から早く降りてしまった」ですね。これは、独りよがりな分析?で、「需給関係」を無視してしまったためでした。
株式などマーケットで売買される商品の価格は、突き詰めると、「買う量」と「売る量」の多寡によって決まります。無論、「企業業績」と「お金の量」を予測して、買いか売りかをマーケット参加者は決定します。
ご存知のように、相場は現在の状況ではなく、未来がどうなるかによって変動します。「企業業績」に関しては、しばらくは悪くなる様子はありません。消費税増税やインフレの影響で個人の消費が減って、企業の業績が悪化するのはまだ先のように思います。
「お金の量」については、これは日本だけでなく世界中のお金がどうなるかですが、金融緩和による「市場に出回っているお金」は、まだ当分ジャブジャブが続きそうです。景気が回復し始めた米国は蛇口を閉めようとしていますが、日本やEU、あるいは中国などの新興国はまだまだです。
つまり、今まで買ってこなかった人にとって、これから買うのは悔しいし怖いでしょうが、まだ間に合うような気がします。半年後に日本列島に震度6以上の大地震が起きたらまた別ですが。
現在の証券市場は(株氏も債券も)、日本人の投資家より、外国人投資家が何を考えているかがより重要です。それは次回にします。