ひなたぼっこの経済談義 -5ページ目

前回株価は「需給関係」で決まると述べました。現在の価格で買いたい人が売りたい人より多ければ、株価は上がります。当たり前の話ですが、投資家はどちらが正しいか、必死に予測します。


学生から「今後の日本経済はどうなりますか」という質問をよく受けますが、私は「それが分かれば大金持ちになっている」と答えるようにしています。それほど経済の予測は難しいものだと思います。


30年前ごろでしたか、ある株価関連資料を見る都度不思議に思っていました。それは外国人投資家の日本株の売買量の推移でした。日本人がせっせと売っている時に、外国人は静かに買っていました。無論その逆もありましたが、ほとんどというか、いつも外国人が儲けてたように思います。


その当時は日本人の売買量が多数を占めていましたが、最近は逆転して、外国人投資家の方が圧倒的です。巨大年金などの伝統的な外国人投資家に加えて、「ヘッジファンド」の登場です。


ヘッジファンドは巨額の運用資金を預かって、儲けるためには、株や債券だけでなく金や原油など、およそ相場が立つものはなんでも売買します。20年前頃の「アジア金融危機」も、彼らが為替を売買して大暴れした結果でした。タイ、インドネシアや韓国などが国の破たん寸前にまで追い込まれました。


彼らが日本マーケットにも上陸して久しいですが、現在は日本株式を買っているようです。世界中金融緩和でお金がジャブジャブです。景気が回復して金融引き締めが始まり、市場からお金が吸収されるまでは、ファンド勢の独壇場が続きそうです。日本人も頑張らなければいけませんね。