ひなたぼっこの経済談義 -4ページ目

4月から介護報酬の改定が行われ、各地のリハビリ施設では大忙しです。身近に接している私ですが、よく内容が分かりません。なんとか理解できたことは、施設に通っている老人を減らして、社会保障費を減らしたいという、政権のひそかでしたたかな意図です。


老人介護の経験がある人はよくご存じのことですが、老人の健康の大敵は自宅引きこもりです。ベッドに寝たきりになると一挙に衰えてきます。今回の改定の結果、現状維持のために施設に通っていた高齢者を自宅に閉じ込めることになりますが、10年後の日本人の平均寿命が相当短くなっているのではないでしょうか。


さすが頭のいいお役人はすごくて、怖いことを考えます。社会保障費を減らす一番の近道は、老人人口を減らすことです。


日本の最大の問題は、国の財政の悪化であることは間違いありません。でも、もう一つ。政治の劣化があるように思います。


若い人に「日本の将来は大丈夫ですか」と質問される都度、ドイツを引き合いに出して安心させます。冷戦終了後東西ドイツが統合し、その重荷で「欧州の病人」と言われたドイツが、見事に立ち直り、今は「一人勝ち」を謳歌しています。


以前政権を担当していたシュレーダー氏が、思い切った政策を実行しました。国民と自らに痛みが伴うもので、次の選挙では敗北し、政権から降りることになりました。国や国民のためによかれと、政治家が職を賭して政治を行うなんてことは日本では想像できませんが、時には世界で見かけます。うらやましいですね。


私が住んでいるA市では今週市議会選挙ですが、なんと40人近くが定員です。20人でも十分すぎるほどですが、国会議員の先生方は何人ぐらいが適当だと思いますか。