クロスバイクを9S化するため、ヤフオクでST-EF65を落札しました。
未装着のまま、9段分変速することを確認して放置すること数か月
いざ取り付けてみると、変速の調整がうまくいきません。
途中で1段余計に変速します。
おっかしいな?
なんか、8速スプロケット6速シフターで引いた時の症状に似てるな。
と思いながら、プーリーと歯の位置関係をみると見事に動きすぎてました。
ん~なぜ???
RDが8速(M310)のままなのがダメなのかな?
引き代に対して移動量は同じという認識だったので、可動範囲とか変速性能の問題はあっても変速くらいはできるかと思ったけど・・・
この日は変更する予定がなかったのですが、9速ディレーラ(M370)を用意していたので交換。
結果は同じでした。
9速スプロケットは中古で手にいれたものだったので、もう一つある9速スプロケット(こちらも中古)に交換。
変わらず。
疑いはシフターへ。
しかし、8速の間隔で引く不具合ってそんなことあり得るのか?
しばらく考えたのち
「シフター内部が8速用を間違って組付けたものを入手してしまった?」
と思いつくも、9段変速するからギア間違いは考えにくい。
念のため、急遽エントリーロードに付いてるclaris2400をtiagra4500に変更してスプロケットを確認。
tiagara4500は、さっくり変速できます。
何かミスは無いかと、とある掲示板で相談。
作業ミスも見つからず、その間8速スプロケットを変速してみたら2~9速できっちり変速することを確認。
いよいよ、シフターの内部ギアが8速である可能性が濃厚に。
最後の手段で、シマノに電話してみました。
・8速用の内部ギアは、8速分しかギアが存在しない。
(型式は異なりますが、自分の所有するEF500で確認したところ確かに存在しませんでした)
・調べてみたが、そんな不具合は上がってきたことがない
・組み合わせは問題ない
・これ以上は見てみないとわからない
・原因究明はやぶさかではないが、新品購入でないため対策はできない
との事でした。
謎は深まるばかり。
カバーを開けてみると
少しヒントが
メーカーはギアによって変わるといった引き量ですが、実はインナーワイヤのを巻き付けている樹脂部分の径によって引き量が変わると仮定すると、9速用の樹脂パーツを取り付けるところ8速用の樹脂パーツを取り付けてしまったというのが真相かも。
そんな個別パーツは売ってないので、これ以上シフターで修正は出来ません。
メーカーに相談した際、
「ディレーラー側のインナー固定部分を正規の位置ではない場所に取り付けて移動量を変更することがある」
との話を聞きました。
それを応用すれば何とか使えるようになるかも知れません。
まあ、普通にシフター買い替えになると思いますが。
左のシフターも調整ねじが変な方向を向いていましたので、返品された不良品か検品時に発覚した不良品が横流しされているのかなと思います。
追記:メルカリとかヤフオクなんかに、アリエクスプレスで販売されてる偽物が未使用品として売られてるようです。
取り扱い説明書が付いているかどうかが、ある程度見分けるポイントになると思います。
取り扱い説明書があったら確実という訳ではないですが、シマノの取り扱い説明書は簡単に偽造出来ないようにあの薄さなのではないかと思います。
購入前に取り扱い説明書の有無を確認してみましょう。
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