5月29日に小学4年生~高校1年生(北は北海道、南は岡山県)12名が登校し、30日に1名が登校出来ました。先週の登校予定者全員が登校出来て本当にほっとしました。

 

先週の不登校児童は学校を休み始めて3か月~2年という子どもたちでした。

 

不登校になった原因としては

1.親の性格に問題があり子どもに影響していた

2.他人の顔色を伺い生きづらかった

3.起立性調節障害と過敏性腸症候群に至り気力もなかった(原因は別)

4.友人関係が上手くいかずに悩んでいた

5.ADHD・ASDの特性が原因だった

 

上記の原因を特定し、保護者は児童を支えていくカウンセリング、児童は自分の性格や特性を理解し、更には学校に戻るためのステップを理解するカウンセリングを行い、親子共に共通の認識を持つための親子面談を行い再登校していきます。

 

今回の不登校児童の保護者児童、共にもう学校に戻れないのではないかと諦めかけていた方もおりました。

児童相談所に相談し、精神科に行き薬を飲んだり、他の心理カウンセリングルームの臨床心理士・公認心理士のカウンセリングを受けていたが何も改善せずに半年以上経過させてしまい、学校の先生から当所の存在を聞き申し込まれた方もおります。

 

ホームページやブログでも書いていますが、不登校は不登校の専門家ではないと解決しないと考えて下さい。

どこのカウンセリングルーム、相談所でもいいというわけではありません。

もし、既にカウンセリングルームや相談所に通っている場合、1か月経過しても何も変わらない、3か月経過しても家庭環境も本人の性格も生活も変わらない場合は残念ながら、そちらはまだ経験が浅い場だと思います。

 

不登校は5000件以上の実績がないと見極めがつかないと思います。また、子どもの考え(気持ち)を聞けば解決するものではありません。(話をするだけでは解決しない)必ず原因の特定と解決する方法(現実的な選択肢と流れ)・解決の仕方を知るカウンセラー・相談員(相談士)に相談する必要があります。また、医師は不登校相談のプロではありません、臨床心理士・公認心理士でも、心理学の基礎は分かりますが不登校相談の経験が浅ければ心理学の基礎を知っているだけのカウンセラー(傾聴担当)でしかないのです。

 

今月は残り26名が登校予定です。やっと不登校ラッシュも落ち着くでしょう。毎年6月末には落ち着き、次は夏休み明けから行けない子や夏休み明けから行くと言っていてたが行かなかったという保護者が慌てて相談にくる時期です。

不登校は早ければ初回面談からプログラムを終了し早い子で3日、平均2週間程度(遅くても1か月以内)で再登校できます。