17年もの間、夫婦喧嘩を繰り返し、時には子どもの前でも言い合いになり物を投げつけたり掴み合いになっていた夫婦が無事に夫婦仲を修復し、卒業となりました。

 

この方々のように、夫婦喧嘩が当たり前になり、口を利かない日があったり、些細なことで感情的に口論を繰り返す夫婦は世の中には沢山いると思います。

 

夫婦喧嘩をする(感情的になる)方の多くが、出来事と相手の言動が原因だと考えるのですが、あくまでこれはきっかけにしか過ぎません。

 

ポイント1

出来事と相手の言動は”喧嘩のきっかけ”にしか過ぎない

 

根本的な原因は、このきっかけに対して、自分の性格(自我)がどのように反応するのか?ということです。

 

1.これは普通はこうだ、あなたの考えがおかしい(価値基準)

2.自分はこう思ったのに分かってくれない、してくれない(欲求)

 

この感情の違い(イライラの要素の違い)が重要です。

 

また、この二つの要素は幼児期の家庭環境、親の性格などが基本となって構築されるものです。

 

ですので、あの時、あなたはこう言った、あなたのこれが悪い等、きっかけについて話してもほぼ意味がないのです。

問題は、きっかけとなる問題に対し、どう受け止め、対処できるのか?自分の性格の癖や思考と向き合わなければ、喧嘩となるきっかけが変わる度に、喧嘩を繰り返してしまうのです。=かたちを変えて喧嘩する(同じような口論を繰り返す)

 

そして、きっけに対する表面上の和解だけを行い(言い方が悪かった、話をもっと聞く、次からはこのようにするといい)解決し方のような誤認をしてしまう。

 

その他、非常に稀ですが、自分は全く悪くない、この人(配偶者)以外にはイライラもしない、対人関係は良好だ!だから自分は変わる必要はない!と考え、配偶者とも自分の性格の歪みとも向き合おうとせず放置し、その後、離婚問題にまで発展してしまう人がいます。(こうした価値基準が強い人は離婚する傾向があります=人の話を聞かない、自分の考えが絶対に正しいと考える)

 

表面上の和解を卒業し、そろそろ根本的な解決をするのが一番です。

夫婦喧嘩をしている家庭で育った子は離婚する率は非常に高く、配偶者に対して否定的な言動をする傾向があります。

人の幼少期の家庭環境は、人格形成に非常に大きな影響を与えると言われています。

 

たなみに、殺人事件を起こす方の9割以上が、家庭に問題があった方々なんですよ。。