春野宴終了② | キャンプ協会なにしてる

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東京都キャンプ協会の理事の一人が勝手に書いているブログです。キャンプのためになる可能性があります。

「その場にいる人みんなでつくる」

そういうわけで
春野宴は荒天に恵まれたわけです。

大体においてこの行事は
・D1D2
・6000人の会員を擁する全国最大のキャンプ協会支部組織の理事、役員
・TCS
という、東京のキャンプで最強でなければならない人が
集まってくるという前提です。

ので、荒天はむしろ良いチャンスでしかない。
と思うのが、私の立場でございます。

あのくらいの雨風でビビッて尻尾巻くわけにはいかない。
キャンプには、根性や意地も使うもんです。
少し話は飛びますが「根性」「意地」「義理人情」などを
本気で発動できないなら、それは「やりがいのないこと」だと
私は思います。
根性や意地を発揮するのは、ボランティアの報酬(詳細いつか。)です。
根性も意地も使わないことばかりやっていると
たぶん先見の明の無いへなへなな人に育ちます。

キャンプは、そこにいる人たち全員でつくるものです。
だから私は、参加者を「お客」だと思うことはほとんど無いです。
そのキャンプに参加するときの役割が違うだけです。
役割の違いは、差、ではない。違いです。ただの違い。
逆に言えば
違わないとキャンプは進まないわけです。

役割の違いは
ひとつは「組織図」で分別されます。
もうひとつは「義理人情」で分別されます。
そしてさらに「見えない糸」も交錯していますので
それによっても役割は違います。

組織図での分別を大別すると
準備する役割 と 準備を委ねる役割 になります。
組織図だけで動こうとするとなぜかうまくいかないのは
義理人情では
リスペクト と 世話になったならない 
見えない糸では
好き嫌い とか 合う合わない 
などがうごうごと動いているからです。

そうしたものが複合的に絡まりあって「役割」と呼びます。
キャンプは全員でつくるものです。
年齢や立場や経験が違っても役割を感じて動きあっているのが
キャンプです。

長くなったのでここまで。

春野宴は、みんなで動いてみんなで作ったキャンプです。
強い人たちがこれだけ集まれば
食べ物と少しの道具があればごきげんなキャンプができます。
そこに加え、TCSの濃いエッセンスがあれば、それはもう幸運なキャンプになります。

しかも
運営部長は
夜釣りで疲弊して寝坊したようにみえますが
これは実は役割に応じてわざと寝坊したんだよ。
ほんとだよ。
朝っぱらから起きて若者の邪魔なくらいに働いたら
それじゃあ役割が充分に果たせないから だそうです。

ではまた!