今回の作業車はBMW325i
E91
当店をいつもご利用して頂いてるお客様
今回の作業は、
2年に1度の車検
車検がやってくる2年ってホント早いですよね。
ご予約を頂きお約束通りにご来店して頂きました。
おクルマをお預かりし車検作業を開始。
リフトUPし下周りから点検していきます。
アンダーカバーを取り外し、ボルトやナットの締め付けをしながらブッシュやブーツに亀裂や破れなどはないか、ブレーキ周りに問題ないか、オイル漏れや水漏れなどないか、その他全ての箇所の点検確認を進めていきます。
リフトを下げてエンジンルームの点検。
ファンベルトやプーリー、点火プラグ摩耗、エアーエレメント汚れなど、やらなければいけない箇所と私自身の経験での点検を全てします。沢山の修理をしてきたからこそ、このエンジンならこの箇所をよく点検しておかないといけない事も全て含めて点検しています。(メーカーにより点検しないといけない箇所は変わります)
BMWテスターも接続しながら点検を進めていきます。
バッテリーはバッテリーテスターを使い診断。
現在、エンジンも始動するし電圧もあるから大丈夫とは言えませんからね。コンビニに買い物に行き帰ろうとエンジンかけたらかからない。。。このような事よくある事です。その他、ネットで安いバッテリーを買い交換される方や、何も分からないテスターもなくただ単に安くバッテリー交換をするクルマ屋さん(クルマの事をよく理解してるクルマ屋さんは除きます)で交換して、すぐにバッテリーが上がり困るお客様も大変多いです。当店にご来店される方やお問合せが非常に多い。そのようなお客様、皆さん「最近、バッテリーを交換したのに・・・・」とおっしゃられますね。。。
最近のクルマは何をするにも簡単にはできなくなっています。整備工場さんも大変なのです。。クルマが進化すればテスターも進化しないといけないし新しいテスター(診断機)出れば買わないといけないし、常に勉強もしてるのです。テスターや工具など何百万円必要になってくか。。。そこまでして作業をしてるのです。簡単に何でもできる時代では無い事をよく考えた方がよいのでは無いでしょうか。安く済まそうと考えて作業したのに反対に高くなってしまったという事の無いようにしないとお金が無駄になります。話が長くなり申し訳ございません。失敗が無いようにして頂きたいだけなのです。バッテリーからの話でしたが他の箇所も含めてよく考えて行動してください。
全体に点検し今回の作業内容の作成をしてお客様へご連絡します。
作業内容をご説明を進め、お客様にどこまで作業をするのか決定して頂きます。
今回の作業が決定しました。
エンジンオイル交換
オイルエレメント交換
ブレーキオイル交換
ラジエター添加剤補充
エアコンガスクリーニング
に、なりました。
修理する事にとてもご理解があり、不具合が出ればすぐに修理をされるお客様ですので今回の作業は少なくて済みました。
その他、フロントショックのアッパーマウントの交換を頼まれました。
それではエンジンオイルとオイルエレメント交換をしましょう。
リフトUPしドレンコックを取り外します。
エンジンオイルを抜いてる間にオイルエレメント交換します。
エレメント交換をしトルクレンチで締め付けトルクを守り締め付けします。
エレメント交換ができればドレンワッシャを交換しトルクレンチを使用しドレンコックを締め付け。
エンジンオイルを入れていきます。
ラジエター水に添加剤も入れてエンジン始動。
エンジンオイル量の測定します。(レベルゲージが無いのでメーター内でします)
OKでした。
次はブレーキオイル交換。
↑ブレーキオイル
ブレーキ内に圧力をかけて交換していきます。
↑左側、今までのブレーキオイル 右側、新品のブレーキオイル
↑ブレーキオイル綺麗になりました
次の作業はフロントショックのアッパーマウント交換です。
なぜ交換するのか?
お客様は知っておられました。
お客様のおクルマはE91です。今回交換するアッパーマウントはE85(Z4)の部品です。
E91なのに。。E85(Z4)なのでしょうか?
知っておられる方もいてると思いますが、このアッパーマウントをZ4用に交換するだけで1cmほど車高が下がるのです。(私よりお客様の方がよく知っておられます)
それではアッパーマウント交換を進めましょう。
ショックにはスプリングが付いてるのでアッパーマウントの交換は危険で簡単にはできません。
スプリングを縮める専用工具(スプリングコンプレッサー)を使いスプリングが飛び出さないようにしておきます。
これができればショックのセンターにあるナットを取り外します。
これでアッパーマウントが外れるので交換すればOK。
↑左側、E91のアッパーマウント 右側、新品のE85(Z4)のアッパーマウント
今回はバンプラバーとダストカバーも交換します。ココもよく悪くなる部品です。
↑左側、新品のバンプラバー 右側、新品のダストカバー
アッパーマウントをZ4用に交換しセンターのナットを取り付けてからスプリングコンプレッサーを取り外します。後はクルマへショックを取り付けて締め付けトルクで締め付ければ完成。左右作業します。
作業が終ればテスターでCBSリセットをしておきます。
最後の作業はエアコンガスクリーニング
エアコンガスクリーニングTEXA760Rを接続しおクルマの内容を入力して低圧と高圧へ接続してからスタート!後はTEXAが全て作業を進めていきます。
無事にエアコンガスクリーニングが終わりました。
エアコンガス減っていました。。。
↑590g必要なのに463gしか入ってませんでした
それでは走行テストも兼ねて大阪陸運局へ行きましょう。
検査員の方に問題が無いかチェックしてもらいます。
問題なく合格したので新しい車検証や検査ステッカーをもらい工場へ帰ります。
工場へ戻り、新しいステッカーへ張り替え(丸い点検ステッカーも)
新しい車検証や分解整備記録簿、自賠責保険を忘れなくおクルマへ。
最後にテスターを接続し問題の無い事を確認して完成。
お客様へご連絡しお引き取りに来て頂きました。
K様、いつも当店をご利用して頂き誠にありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。