存在しない自分(自覚なき存在) -32ページ目
ストレスがあると
身体の声を聞くことがむずかしくなります
分かっているのに
やめられない!
逆に
心が落ち着いているときには
身体の声に
耳を傾けることができます
心が静まっていると
身体に
何らかの異変が生じたとき
私たちはそのことに
氣がついて
たとえば
食べすぎや働き過ぎなど
自分に余計にかかっている負担を
減らすことができるはずです
身体の声を活かすには
まずはストレスを
軽減させる必要があります
そんなとき
呼吸法など瞑想が
効果的です
しかし
呼吸法は対処療法に
留まりません
そもそもストレスを受けにくい
心の在り方を身につける訓練なのです
私と安保徹先生の
初めての出会いは池袋の古本屋さんの
棚の上でした
棚から取り出した本は
「未来免疫学」
表紙は日焼けしたような
色でしたので
かなり古い本かと思いましたが
なぜか惹かれるものがあったのです
私たちの実際の臨床では
東洋医学などほかの知識も
活用しますが
カイロプラクティックのベースは
西洋医学です
理屈と治療を
いかに結び付けられるか?
治療がうまくいくかどうかは
このことに依存しているといっても
過言ではないでしょう
当時学生だった私は悶々としながら
少ない知識で必死に
学んでいたのを思い出します
そんな時期に出会ったのが
未来免疫学です
その後
安保先生は次々と新刊を
出されました
そのたびに
新しい知見に出会える喜びで
ワクワクが
止まりませんでした
そして
カイロプラクティック学会の
基調講演に
安保先生が招かれた時
ついに出会えた!
私の氣持ちは
かなり高ぶっていました
津軽弁が
今でも耳に残っています
安保先生は
2016年12月6日
急逝されました
安保先生
ありがとうございました
心より
ご冥福をお祈り申し上げます
土曜日
十勝川温泉で行われた
高校時代のクラス会に出席
帯広在住の同級生が
ひとりで計画・実行されたので
幹事に対する感謝の氣持ちと
台風災害を受けたホテルにエールを送る氣持ちと
両者を重ね合わせての参加となりました
その時は
クラス会にはそれほどワクワク感は
なかったというのが本音です
(みなさん ごめんなさい)
というのはクラス会を
2年前にも札幌で開催したばかりですし
参加メンバーもおそらく
同じだろうと勝手に考えていました
しかし
嬉しいことに
見事にその思惑は外れたのです
会が始まってすぐに
隣に座った男性の一人と
2年前に彼が受けた
頸椎間板ヘルニアの手術の経緯の
話になっていました
それがまた最近になって
シビレが再発し
そのことに苦しんでいることが
わかりました
私たち同級生は
あと数年で還暦を迎えます
健康問題は
第2の人生設計に大きな影響があります
「どれどれ」と
私が手を差し出すと
彼はスムーズに反応してきました
数分後
しびれが消えて
「腕が軽くなった」と
笑顔を見せてくれた時は
ホッとしました
すると
状況を見守っていた一人が
すかさずビールを注ぎにやってきて
「実は俺も痛みで腕が挙がらないんだよ」と
言いながら
実際に
左腕を上げる仕草をしたのです
いろいろ話をしているうちに
氣がつくと
私の手は彼の腕に伸びていて
5分もすると
彼の腕は痛みなく
私の腕に導かれて挙がっていました
いったん腕を下ろし
今度は自分で動かしてもらうと
やはり痛みなく動かすことができて
左右差もほとんどなくなりました
「あれっ!痛くない
挙がってるよね」ってみんなに
呼びかけて
驚きと喜びを
表現してくれました
すると
俺も・・・・
という声が上がっていました
会も後半になって
ひとりひとりの近況を話すとき
ヘルニアの手術を受けていた彼が
最高の話をしてくれました
「希望が見えてきた!」
その言葉を聞いてはじめて私は
彼のそれまでの不安の深さを思い知ったのです
会は盛り上がり
あっという間に1次会は終了
2次会に入っても
治療のデモンストレーションは続き
盛り上がりも一切衰えず
ほかにも楽しい話題もあって
一人一人
楽しんでいたように思います
とりわけ私にとっては
大きな感謝の氣持ちでいっぱいです
このとき
氣がつきました
今回 自分の行動(クラス会に出席)に
無責任であったこと
ワクワク感は与えられるものではなく
自ら創るもの
クラス会は自分の心を
見直すよい機会となりました
翌朝6時半
ホテルが作ってくれたおにぎりに
感謝をしながら
札幌の勉強会に向けて車を走らせていたとき
充実感に満たされていました

