地下鉄で
ひとはなぜ中途半端な位置に座るのか?
乗り込んできた
女性は
座席と座席の間に座る
東西線の地下鉄の長椅子は
進行方向に対して
向い合せにに座るタイプのシートで
どこの位置から座っても
一人ずつ効率よく座れるように
工夫されている
一人分の座席が認識できるように
模様とわずかな段差が付いているので
視覚や触覚が
正しい位置取りを教えてくれる
座席の中心を外れて座ると
身体が傾くので居心地がとてもよろしくない
座席の模様に氣がつかないで不用意に
座ったとしても
おしりの違和感、体の傾きがなどから
異常を教えてくれる
その女性は
からだがゆがんでいる可能性が高い
両足を
よく動かしている
つま先が
真正面にそろうことはなく
前後に
開いてみたり
左右に
開いてみたり
・・・
目をつぶっているが
落ち着きがない
そのうちに
その女性の左右の定位置に
別の女性たちが座った
すると
女性は一人で
2人分の座席を独占していることになる
混み合ってきても
何ら変化はなく
周囲の状況に
まったく氣が付いていない
身体のゆがみは感覚のゆがみを
引き起こす
感覚のゆがみは
状況判断を鈍らせる
落ち着きを失いやすい
というような解釈もできる