ミナトの恩返し・・・・ 保護犬が結ぶご縁・・・・はちボラ | 高野由磨子(有美子)のブログ 

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  世田谷だってパリだって
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 この町 八代で巻き起こす
楽しくって笑える日々
走り回って怒ってお洒落して
一緒に悩む日々を毎日!
私らしくお伝えしちゃいます!

八代保健所 ミナト君 譲渡への道のり・・・・ | 高野由磨子(有美子)のブログ  (ameblo.jp)

 

 

あるところに 仲良く

夫婦ふたりで暮らしている おうちがありました

 

仲良しの夫婦は

時々 散歩に出かける 大きな公園で

犬を見かけ 声をかけ

可愛いなぁ どこの子だい? 

 

その子の姿を見るのが 楽しみでもありました

 

けれど その子は 首輪もしてないし

誰に聞いても どこの犬かもわかりません

 

野良犬なのか・・・・・・ 

雨の日は 寒い日は 暑い日は

お腹が減ったら  あの子はどうしているんだろう・・・

 

 

ふたりは いつも 心配していました

 

 

しばらくして・・・ その犬を 見かけなくなり

もしかしたら 事故に遭ったのか?元気でいるのか?

心配をしていると 保健所に連れていかれたと

教えてくれた人がいて・・・・ 

 

ふたりは 悲しくて 苦しくて 眠れませんでした

 

どうしたらいいんだろ・・・

 

とにかく 保健所に様子を見に行こう

相談をして 急いで行くと 

そこに あの犬がいました

 

 

この子を 守るために できること

この子が 安心して過ごせることを

たくさん考えて悩んで・・・・

 

 

ふたりは その犬を

家族に迎えることを決めました

 

命のバトン・・・・ 最終走者になって

一緒に 走ることだと 

卒業証明書を受け取り

はちボラ 卒業式 ミナト君 おめでとう・・・・ | 高野由磨子(有美子)のブログ  (ameblo.jp)

この日から・・・

犬と 夫婦の暮らしが始まりました

 

ドキドキしながら 

散歩に出ると・・・ 

犬を連れた人たちが

優しい夫婦に声をかけました

 

あの放浪していた犬! ミナト君! 

可愛くなってる! よかったね!

 

その輪が拡がり・・・

 

犬と夫婦は 近所の犬仲間のグループで

とても 信頼され 

みんなのお手本になっていきました

 

 

おとなしく 吠えることがなかったのは

この暮らしに お父さんとお母さんに

心から感謝をし 満ち足りでいたからです

 

しっぽを 元気に振り続けたのは

お父さんとお母さんが 大好きだからです

 

 

 

その犬は・・・・

 

長い間放浪し 追われ 排除された暮らしから

守られ 導かれ 愛されることを知りました

 

 

その犬は 考えました・・・

世界一 優しい お父さんとお母さんが

もっと幸せになるように・・・・

 

犬友たちに お願いしました

 

ボクが先に逝ったら・・・ 

お父さんとお母さんが

寂しくて悲しむだろうから・・・・

 

ボクのお父さんとお母さんに

娘のような ご縁を 結んであげて・・・・

君のママは ぴったりだと思うんだ・・・・

 

 

ボクは 野良犬の放浪犬じゃない

ボクの名前は 愛されミナト・・・

 

ボクのそばで 泣いてくれる家族がいたよ

撫でて 抱きしめて 守ってくれる家族と

たくさんの幸せを 満たして

胸を張って 虹の橋へ 向かいます

 

 

 

ミナトの恩返し

 

 

 

助けてくれた お父さんとお母さんに

犬がつないだ ご縁を遺して・・・・

眠るように 逝きました・・・・

 

 

 

訃報を聞き 駆けつけたおうちで

犬の散歩で出会った 私も知っている

Mちゃんが 一緒に泣いて 

心配してくれていました・・・・

 

Mちゃん!と 里親さんご夫婦が呼ぶ様子

Mちゃんは お父さん! お母さん!と応え

 

それは 本当の家族のようで・・・・

 

ミナト君が つないでくれたご縁は

優しさと 愛に溢れていて・・・・

 

感謝の気持ちでいっぱいになりました

 

 

 

保健所の犬たちとの出会いは

私たちに たくさんのことを教えてくれます

 

 

ミナト君 素晴らしい犬に会えたこと

私は とても とても 誇りに思うよ・・・

 

あなたを 絶対に譲渡対象にする

 

高齢だって 野良犬だって

ちゃんと家庭犬になれる! 

 

その日々の 様々な 大変だったことは

全部 このお話につながっている・・・・

あなたが教えてくれる ご縁の大切さなんだ・・・

 

 

犬は 犬ではなく

犬は 家族なんだと・・・・・

 

 

譲渡書を 眺めながら

お父さんが 命のバトン 最終走者として

僕らは出来たかな これで良かったのかな・・・と

涙で呟かれました・・・

 

 

最高のゴールを 大きな拍手と歓声と

心からの感謝で 迎えたいと思います

 

 

 

ミナト君 みんながあなたを大好きだったね

さぁ 走り抜けて 登っていくんだよ

 

お父さんとお母さん

そして はちボラを 虹の橋で 見守っていてね・・・